歪み逸らさぬ目ーパングラム90
前回パングラム89の答えーまなみ 工藤まなみさまでしたー!
ご一緒している螺旋企画ご参加作品「螺旋階段」の趣がとっても好きです!
COVIDについてのエッセイもいいですが、こちら「ナースのひとりごと(昔話)」のほうも。
そして絶賛連載中の「転生してエルフになった。翼があるのでシルフです。」、いろいろな妖精がいっぱいでてきます。ファンタジーに浸ってみてください!
叔母がナースをしておりましたが、優しいんだけれど甘えが許されない、そんな厳しめの優しさ、を持った人でした。
何となく像が重なってしまいます。
さて今日は長い伏せ字。これでもお名前全部ではありません。
○○○○○○○○
ゆかみそらさぬめ
むねなりこひふるえたちつくす
よわきものへおとあはせ
まてをやれ
歪み逸らさぬ目
胸鳴り乞ひ震え立ち尽くす
弱きものへ音合はせ
真手をやれ
お名前の最後の2文字が割愛されてます。
いつも通り、重複があるからですが、お名前の最初4文字だけでも「ああ、あの方」とわかってもらえるかと。
「なろう」10年選手様ですもの。
歪み逸らさぬ目、というのは歪みに対して目を逸らさない、という意味です。
目が歪んでいるわけではありません!
「に対して」と入れられなかっただけです。
人間と動物どちらが「弱きもの」なのかは定かではない気がします。
種の保存という名目で動物園にいる動物たちは、人の世話になっているように見えますが、コロナ禍におたおたしているのは人間のほうです。
職場では飼育係からコロナがうつらないように万全を機していますが。世界中ではコロナに罹ってしまった動物たちもいてしまいます。
でも野生の動物たちを見ると、伸び伸びいつも通り、生きているように見えて羨ましくなったりもして。
音合わせ、は同調、心通わせというつもりで書いていまして、「真手」という言葉、これが一番無理やりですが、「真心から手を伸ばせ」、という気持ちです。
こちらの作家様の立ち位置を、何とか言い表せたと思っています。




