消せぬエゴーパングラム33
前回パングラム32の答えーもりのすはる
森野昴さまでしたー
文中に秘めましたのは「幻想日誌:魔動物として召喚された男の物語」です。擬態魔動物ってどんなかっこ? 声は出るの? 前を隠せって、きゃっと思ったらもうあなたはこの物語の虜です。
パングラムに載せた「神業」につきましては、「インド洋のガゼッタ」でご堪能ください。
今回はもうクイズにする意味もないです、自分のこと。
私の真名、生まれ持った名前は硬い字画、カ行サ行とかの尖った音で、せめてもう少し女の子らしい丸い音だったらと思ったこともあるので、ペンネームはかなり甘ったるくしてしまいました。
名字、旧姓には悪い子になるのが許されないような文字まであって。
その字に見合うような外面を作る成長期を過ごしてしまったようですーー先生のお気に入りの優等生いい子ちゃん。
本当はのろまで感性も鈍いし、何ができるわけでもない。何でも一通りはこなせるけど何かに特に秀でているわけでもない。
わかっていても自意識だけは、いい意味で矜持、悪い意味で虚栄として残りました。
(虚栄といっても虚言癖はありません。自分の素でしか世の中渡っていけないと思っています。逆に率直過ぎて周囲を困らせるほうが多いです)
今の名字は旧姓の呪縛からは放たれたのですが、今度は可哀想なカタカナです。
それもまたギクシャクして見えます。本来の発音から程遠いのも複雑な気分。何をやってもぎこちない自分を突きつけられているようです。
惚れっぽいので元彼がいっぱいいますが、結婚してからはとっても貞淑です!(キリッ)←当然だろ?
思慕は妄想の中に留めておくのがいいですよね。
誰にも迷惑がかからないように、そして作品に昇華するよう頑張らないと。
パングラム33
なるみ
やわらかいおとふしても
けせぬえこ
あさきはねへんのろまにたち
ほれひそめ
すむよをうつりゆく
柔らかい音付しても
消せぬエゴ
浅き羽根ペンのろまに起ち
惚れ潜め
棲む世を移りゆく
さて、この33個目で少々休憩をいただこうと思います。
語彙の欠如も目立ってきましたし、いつも残る「ほ」とか「ぬ」が嫌いになりそうです。
ご紹介する作家さまの作品を読み込んでからにしたいということもありますが、純粋にどう足掻いてもパングラムができなくて真っ青になっているお名前もあったりします~(笑)
再開を楽しみにしてもらえると嬉しいです。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。




