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プロローグ1いつもの朝2

作り終えた朝食を持ってくると上で用意が終わった四人が降りてきていた。

空が早くといわんばかりにこちらを見ていた。

朝食をテーブルに置くと全員が我先にと朝食を奪い合い、朝食の争奪戦が始まった。

俺はその光景を眺めながら自分の分の朝食を食べ始めた。


皆より早く食べ終えた俺は朝食といっしょに作っていた人数分の弁当を全員に渡していった。

皆は朝食を食べ終えると一旦自分の部屋に戻り荷物を持って玄関に待機していた。

俺は朝食を食べ終えてお腹いっぱいになってソファーで寝ている夢久を背中に背負い荷物を持って皆と共に玄関を出た。


皆と言っても居候の全員が高校に通っているわけではなく、うちに住んでいる居候の中でも今日滝を斬ってくると言って出掛けていった二人は高校に通うことを拒否した。

なんでも今は剣の修行に専念したいらしく高校に通うことを拒否した。

今はと言っていたためいずれ通うつもりなのだろうということが予想できた。


しばらく歩いていると見覚えのある赤茶色の髪が目に留まった。

向こうもこちらに気づいたようで小走りで駆け寄ってきた。


「おはよう、皆、あれ?ミカエルはいっしょじゃないの?」

「ああ、今日はバイトが終わったらくるって言ってましたよ」

「ふーん、そう...じゃあ月乃に近づいても邪魔されない訳ね」

「いや、私が近づかせないから」

「ふーん、あんたも邪魔するんだ~」

朝からガブリエルとバチバチしているこの少女は、古石花火(ふるいしはなび)、俺の幼なじみでうちの居候達のことを知っている数少ない人間だ、だがどうにも天使達と仲が悪くよく喧嘩している。なぜ仲良くできないんだ?


「...本当に天使の連中は邪魔ばかりね」

「邪魔ではなく天使達はいつあなたが月乃に毒牙を向けるかわからないから警戒してるだけよ」

「警戒しなくても別に何もしないのに」

「あなたは信用できないわ」

目からバチバチと火花を散らす二人を見ながらため息を吐いた。

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