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群青の空へ  作者: 朝霧美雲
第二章 -The Sky Dominated by Aces in 1998-
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証言記録其ノ二


2007年 9月


扶桑国 青森県三沢市




本名:ジョージ・サッチ


元アスタリカ空軍中尉 第35戦闘航空団 第13戦闘飛行隊所属





戦争が終わって少し経ったあの日、俺はナールズのミグに撃墜された。幸いにも飛行不能になっただけで、軽傷で済んだ。

数時間後に救助されたが、それまでに見た光景は今でも忘れられないんだ。




撃墜されて30分が経った頃だ。爆音と共に一機のF-15が飛んできたんだ。俺たちの救助を阻もうと飛んでいた数機のナールズ機へ向かって。

当然、奴らも反応するさ。だがそこからの状況は俺たちが思っていたものとは違った。あっという間に撃墜したんだよ、敵機を全て。


俺も僚機のマイクも、目に焼き付けようと必死だった。いくら旧式が相手とは言え、数をものともしない確かな実力があるのは明白だ。

聞けば、前に三沢基地にいたあの青い髪の少女らしい。一度飛んでいる所を見た事があるが、あの大型戦闘機デカブツを羽のように軽く飛ばしていた。

そして同時に、彼女ならどんな事があっても世界を覆せると思えた。国に住まう人や戦う人、みんなにとっての希望であり・・・。







――――敵に回せば誰も手の付けられない悪魔だって気付いた。

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