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群青の空へ  作者: 朝霧美雲
第二章 -The Sky Dominated by Aces in 1998-
34/135

証言記録 其ノ一


2005年 4月

ナールズ連邦領 ラザレフ



本名:キリール・コーネフ

元ナールズ空軍大尉 第302戦闘航空師団 第241戦闘航空隊所属


能登半島沖大空戦にて3機の部下を引き連れ、自身は4機を撃墜。隊での撃墜数は12機となり、連合軍を劣勢に追い込む。

その後増援として現れたライラプス隊と交戦。一度は背後を取るも撃墜され重傷を負い、その後は前線を退いた。





あの時の事を思い出す度、不思議に思うんだ。俺は敵主力部隊ライラプスの一番機の背後を取った。

奴が機体を傾けた時に見えたあのエンブレムは間違いなくライラプスだ。俺はミサイルのロックが出来てすぐに引金を引いた。



・・・だが奴は避けやがったんだ。すぐに追従しようとしたさ。でもおかしいんだよ。笑えてくるくらいにな。

俺は人間がなんとか耐えられる9Gが掛かってるってのに、奴はお構いなしにすげえ勢いで旋回していく。

何十秒経ったか、何分かわからねえ。白い尾を引きながら追いかけてくるミサイルを避けようとしたのが間違いだったな。

俺の負けだ。直上で爆発しやがった。



なあアンタさ、今後戦場を巡る事はあるか?あるなら奴を連れてきてくれないか?

一緒に酒が飲みてえんだ。同じ〈空の支配者エース〉として色々話を盛り上げたくてな。








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