出会いは突然に
昨日の夜、さとみを家に運び、家に帰った。
気持ちのいい朝だ。今日もまた、何気無い1日が始まる。
朝起きて家を出たら、俺の名前を呼ぶ声がした
「こよーちゃーん!」
この名前で呼ぶのは、俺の幼馴染のさとみしかいない。朝はいつも一緒に学校に行っている。
「おはよう、さとみ」
「こよちゃん、昨日の夜はごめんね、急に倒れちゃって。」
さとみは昨日の衝撃で頭を打ち、昨日のことを覚えていないらしい。
「あぁ、大丈夫だ、さとみの方こそ大丈夫か?」
「うん!私は全然平気だよ!」
「ならよかった」
俺たちはたわいのない会話をしながら、学校に行った。
学校についた。俺とさとみは別々のクラスだ。
しばらくしてホームルームが始まると、転校生が来るというらしく、紹介が始まった。
「え…」
声が漏れてしまった。
俺はあまりの、衝撃に思わず声が出てしまった。
ドアから入って来るその人は、銀髪の髪で長い髪を持っていた。整った顔立ちで、幼さも感じる。
背もあまり高くない方だ。
俺のクラス2-3の担任、田村 きなこが彼女のことを話している。先生は生徒からは、きなっちゃんなども呼ばれたりしており、生徒受けが良く、優しい人だ。
「転校生を紹介します。彼女の名は、神谷 ななさん。つい最近までアメリカに住んでおり、日本に帰ってそうです。」
クラスの男子たちが、目を輝かさせて見ている。
先生が言った。
「そうですねー、席はこよみくんのとなりで
一時間目は彼女に学校を紹介してあげてください。」
男子からの、視線が痛い。
彼女が席に着くと、俺は挨拶をした。
「俺の名前は、こよみ、よろしくな。」
彼女は席に座らず、俺の方へ向かって歩いてきた
バッ
彼女は俺に抱きついてきたのだ。
俺はあまりの出来事に一瞬、固まってしまった。
「お、おい、離れろ!」
男子からの目線が身体中に突き刺さる。
彼女は不満がそうな顔で言った。
「彼女なのに抱きついて何が悪い!」
俺は、予想外の返答にまた、固まったしまった。
「おい!俺はお前のことが知らないぞ!」
それもそうだ、俺は恋人、長いこと作っていない
「いいや、昨日、河川敷で…」
俺は、とっさに彼女の口を閉じた。
心の中で「あ、あの時かぁぁぁ!」
ホームルームが終わり。
俺はクラスの男子から、睨まれたのであった。