患ってます。恋、
恋愛小説を読み漁る、
苦しい。
恋愛漫画を読み散らかす、
悲しい。
恋愛ドラマを見返してみる、
これは大丈夫、でも、
恋愛映画を借りて来る、
タイトルだけで涙が溢れた。
私患ってます。恋、
タイトルだけで泣きじゃくる
家の中なら未だいいけどさ、
まさか店先で泣くなんて。
道行く人に振り向かれながら、
でも、滲んでよく見えなくて、
普段は守る赤信号も、
良く分からなくて渡ってる。
電車が通過する時に、
線路に吸い寄せられそうになる。
あいつも昔言ってたな、死にたいって、
地獄で会うのは嫌だから止めよ。
毎日がバカバカしくなって、
生きる意味を問う私。
生きる意味なんてどこにもないって、
答えを出したのは私。
膝小僧を突いて、
借りてきた映画を見た。
店先でタイトルだけで号泣事件。
二人の思い出のものだから。
でも、
泣かなかった。
泣けなかった。
泣きたかった。
泣くときは、
泣けるのに、
泣こうとしても、
泣かないの、
泣こうとしても、
泣けないの。
代わりに胸がジンジン痛む、
そんなところに、なにもないのに。
私に心なんてもうないのに、
ああ、もう嫌だよ。
もう嫌だよ。
もうあんたのことなんか考えたくないよ。
私も頑張ったんだよ。
私は、何を頑張ったんだろう。
私は、最後まで、好きだったのかな。
世界が終わればいいのに、
夜空を見上げて、私は涙する。
ああ早く、いい人と巡り会いたい。
ああ神さま、来世は、
最初から素敵な人が、
見つかりますように。