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愛され勇者は世界と変わる  作者: あまぞら
9/12

真剣の話

 今日の稽古も型の練習だけで終わったところで、アレンが愚痴を漏らした。


「そろそろ木刀じゃなくて真剣使ってみてぇよなぁ…」


「あっ、それ賛成かも!」


「だよな!人形なんか相手にせずにモンスターとかをシュババ!ってさ!?」


 若干興奮気味で二人は言う。時々ある会話だけれど森が近くにある俺たちにとって、遠い話題ではなかった。


「そういや俺の家に厳つい宝箱あるんだけどさ、それって剣とか入ってんのかな?」


 ふとした疑問を口にした。隠してある風でも無かったのでなんでもないと思ってたから。


「えっ、すごい!宝箱ってあの宝箱!?」


「あのって言われても合ってるかどうかはわかんないけどな?」


 目を輝かせて言うからちょっと引いた。


「ダンジョンのボスを倒さないと手に入らないやつのはずだぜ?しかも厳ついってことは武器じゃね!?」


「えっ、ダンジョンなんか行けそうなやつ俺の家にはいねぇよ!お前らも知ってんだろ?」


「そう…だなぁ…」


 それでも!と言わんばかりにこの話題は帰路が別れるまで続いた。


 真剣は使いたい、とは思う。けれど、俺に扱うことができるだろうか。宝箱の中身に少しだけ期待しながら、そんな不安も抱くのだった。


 森にはモンスターがいて、身を守るには生命を斬るしか無くて、騎士になるためには、人相手でも血を見なければならないのは事実だから。




最近題名付けすごく困ります。どこかでつけ方変えようかなぁ…

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