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愛され勇者は世界と変わる  作者: あまぞら
8/12

剣の修行のお話

「おおぅ、みんなぁ、やってるかぁあ?」


 図太い声が道場に響き渡った。師匠だ。顎鬚を伸ばしているのが特徴。腰には真剣だ、黒い鞘からその刀身が姿を現したのは見たことがないが、きっと素晴らしいものだ。


「「「おはようございます!師匠!」」」


 みんな、って言っても三人だけ。本当は二十人くらいは居るんだけれど、師匠についてこない。みな退屈だと言うのだ。


「師匠、今日の稽古はなんですか!」


 そういう意味を込めて少し嫌味で言ってるのはアレン。毎日変わらないメニューでは俺も飽きてしまいそうだってこの前言ってたな。


「んむ?いつもと同じだ。始めぇ!」


「しかし、そろそろ型の練習よりも効率の良い練習があるかと思います。」


「これが一番己を鍛え抜くには手っ取り早いのだ。今はまだ時ではない。始めよ。」


「はい!」


 師匠は名の知れた剣豪だ。実力があり、努力家であると広く評判で、彼の努力スタイルはきっと、本物の力になるとわかっているから、反論はできない。


 …また型の練習に戻る。確かに剣筋は鋭くなるから悪い練習ではない。研ぎ澄まされていく感覚が俺にはわかる。けど、それだけだ。対人のスキルが上がるわけでない。俺も少しアレンに同感かもしれない。


 だけれど、それでも良かった。本当の意味で心を許せる相手、っていうのは、俺には刀しかないんだから。

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