恋を忘れた占い師
恋を忘れた占い師
独り
今日を占い
顔を造る
あの駅前の図書館は
まだ
あるのかな
アイツが
時々
言っていた
いつかは葵の作品も
俺は冬の日
孤独とかなんとか
感じて
息をする
占い師は
何故に占う
今日に少しの希望があればいい
淋しい瞳の
持ち主が
輝く日々に歌ってら
優しいアイツが表情多く
読んでいた
俺の詩集
人は大きなものだけ望まない
アイツ
の香り
いつも
アイツの事を
想ってた
独りの俺が詩を刻み
何かを求める
天使も悪魔も
空を見ればいい
夜の道
燕が一羽
道で迷子になっていた
お前はどこへ向かうのか
俺は歩んで
俺は歩んで
今
満ちることのない日々の中
俺も何かを探して
生きている
恋しいアイツに
幾つかの
物語を感じて
生きている