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美少女アンドロイドが色じかけをしてくるので困っています~思春期のセイなる苦悩は終わらない~  作者: 根立真先


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ep80 再スタート

 *


 ネーコが帰ってきた。


 昨夜はドタバタして落ち着いて考えられなかったけど......ネーコが帰ってきたんだ。


「はっ、はっ、はっ」


 早朝のランニングをしながら噛みしめるように思った。


(ちゃんと戻ってきてくれた......)


 久しぶりに再開したランニングのわりには足が軽い。

 気分の問題なのかな?


「はっ、はっ、はっ」


 じきにトラエとウサも戻ってくるのだろうか。

 そうなれば家もかなり(にぎ)わうよな。

 そんなことを思いながら家に戻ると、さっそくネーコが笑顔で迎えてくれた。


「フミヒロ様。おつかれさまです。タオルとドリンクです」


 俺はそのままネーコを見つめた。

 あらためて......カワイイと思った。

 たぶん最初に会った時よりも、ずっと......。


「フミヒロ様?どうかされましたか?」


「あっ!な、なんでもないよ!タオルと飲み物ありがとう!」


「フフフ」


「な、なんだよ?」


「相変わらず可愛いなと思って」


「や、やめろよ!俺は男だし」


「そういうところも可愛いです。とっても」


「だからやめろって!」


 そんなやり取りを玄関でしていると、なにやら着物姿のどんよりしたものが迫ってきた。


「フミヒロさん」


「あっ、イヌヨ」


「朝からずいぶんと楽しそうですね」


「べ、別にそんなことないけど」


「イヌヨと話すときはそんな顔見せてくれたことないもの」


「そ、そうだっけ?」


「やっぱり...イヌヨのことは嫌いですか?」


「なんでまたそうなる!」


「少なくとも、メンドクサイとは思っているでしょ?」


「そ、それは......」


「やっぱり!イヌヨはメンドクサイ女なんだわ!できることなら死んで欲しいと!」


「だからなんでそうなる!」


「誰かイヌヨへ大陸間弾道弾ミサイルを発射してぇ!!」


「国ごと危ないわ!!」


 とツッコミつつも俺が手をこまねいていると......。


「イヌヨ!落ち着きなさい!」


 ネーコが鋭い声を上げた。


「ネーコお姉さん?」


「イヌヨ。貴女の気持ちはわかります。でも、これは仕方のないことなのです。フミヒロ様にとっての一番はネーコなのですから。つまりネーコはフミヒロ様の正室(せいしつ)。これは決して揺るがない事実なのです」


 いつからそうなったんだ。

 さも当たり前のことのように言っているけど。


「そこでイヌヨ。貴女に良い提案があります」


「ネーコお姉さん?」


「貴女はフミヒロ様の側室(そくしつ)になりなさい。すなわち(めかけ)です」


「......なるほど!」


「ということでフミヒロ様。これからは私とイヌヨの三人で同衾(どうきん)いたしましょう」


「勝手に話を進めるなー!!」


 思わず俺は叫んだ。


「フミヒロさん。今日からは愛人としてイヌヨのことを宜しくお願いします」


 イヌヨはその場ではんなりと三つ指をついた。


「自分でなにを言ってるかわかってる!?」


「あっ、フミヒロ様。今からお風呂で汗をお流しして差し上げましょうか?ネーコとイヌヨのふたりで」


「もうやめてくれぇー!!」


 俺は脱兎(だっと)の如くダーッと階段を駆けあがり自分の部屋へ逃げこんでいった。

 中学二年生男子に......これ以上の刺激は危険だ!!

当作品をお読みいただきまして誠にありがとうございます。

面白かったら感想やいいねなどいただけますと大変励みになります。

気に入っていただけましたら今後とも引き続きお付き合いくだされば幸いです。

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