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機能不全家庭に育つ。  作者: 月夜野 朔
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何故生きるの?

妹が亡くなった後の話を書きたいと思う。


私が、小学生2年の夏休み、夜夢を見ました。


暗い広い部屋らしきところで、大人の人が黙って横並びにいた。


とても怖くて、怖くて、起きても忘れなくて、ドキドキとしてました。


しかし、親に聞いても、仕方ないことと判断したので(父は常に酔っているし、母は私の話をマトモに聞いてくれない)

祖母に、その夢を話しました。


祖母から「まだ3歳だったから、理解できてなかったし、でも、今頃夢を見るなんてね」

と前置きしてから、妹が生後半年で亡くなった事。

葬儀は親も祖父母も出席出来ないので、代わりに、長女が喪主に選ばれたこと。


夢に見たのは、火葬場で、棺が火葬炉に入る時を、近隣の人、父の友人がゲンシュクに見送っていたものだろう。


ゲンシュクの意味がわからなかったが、子どもなりに、静かに黙っている事なのかな?


そんな経緯から、「死」を考えた。

死ぬことは、どういうこと?

何故死ぬの?


そんな疑問を持ちながら、あるテレビ番組をみた。

「宇宙の始まりと終わり」


宇宙も終わる?宇宙も死ぬの?


ビックバーンとかブラックホールとか意味も知らないのに、当時としては画期的な番組だった。


人間が月面着陸し、歩いてから、何年も経っても、人間が宇宙のどこまで行ける?と、技術を競っていた。

まだベルリンに壁があり、東西冷戦状態の世界の中で、小さい島国日本の田舎で、

「何故生きていくの?生きる意味が知りたい」と

心に抱き、友達も作れない私はどんどん孤立し、図書館で本を借り読みあさっていた。


そんなつまらない小学生だった。


家庭内で、「お姉ちゃんなんだから」と理不尽な事で差別され、母親代わりをさせられそうになると、「好きでお姉ちゃんになった訳じゃない。ふざけるな」と反抗期を早くも迎えていた。

父と母どちらが好きか?

どちらも大嫌いです。

特に母は、バカだと思います。


小学生6年の作文で書きました。


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