漫才「アフロ」
二人「はいどーも!」
二人拍手促す。パチパチパチパチパチパチパチパチ。
ツッコミ「はい!」
ボケ パンパパパンパン。パンパン!
ツコッミ「えっ。そっち!?」
ボケ「そうだよ!」
ツッコミ「いやわからんだろ! 昔平日昼間にサングラスかけた司会者の始まりの手拍子かと思ったわ」
ボケ「予想の斜め下をいくべきだよ明智くん」
ツッコミ「いつから低レベルの怪人になったんだ」
ボケ「それはそうと最近アフロの手入れがめんどくてな」
ツッコミ「ほんと突然だな。でもそれお前毎日やってんじゃないの?」
ボケ「毎日やってるからこそ。だれてきたんだよ」
ツッコミ「なるほどね」
ボケ「でもこれ俺のチャーミングポイントじゃん」
ツッコミ「チャーミングかどうかは知らんが、まあお前のポイントだよな」
ボケ「それでさ。めんどくさいから取れるようにしたんだよ」
ツッコミ「おまえはブルックか!」
ボケ「ほらこんな感じ」
ボケ アフロ取る。
ツッコミ「教頭か!」
ボケ「そんでアフロの中に人が住めることもできるよ」
ツッコミ「イワさんか!」
ボケ「これで移動が楽になるよ。何せ毎日電車移動がしんどくて」
ツッコミ「いやまあ確かに鬱陶しいな」
ボケ「そうそう。コンテナにかつら乗っけて」
ツッコミ「貨物列車かい! おまえ昔から外れるんじゃないか」
ボケ「いや外れるようにしたの昨日だよ」
ツッコミ「タイムリーかよ!」
ボケ「なんか電気あるのかビリビリしてんだよね」
ツッコミ「中じゃなくて上かよ!」
ボケ「それでヤッハハハって笑った」
ツッコミ「エネルか!」
ボケ「大丈夫。アフロの中は安全で広いから」
ツッコミ「質量保存の法則はどこに言った!?」
ボケ「そんでまあ最近。引っ越そうかと思って」
ツッコミ「うー。あああ。うん。どうした急に」
ボケ「いや。アフロの手入れができる場所したくてね」
ツッコミ「まだ続いていたんかい」
ボケ「そんで調べてたんだけど変な物件見つけてね」
ツッコミ「変な物件ってなんだ?」
ボケ「家から駅まで車で十分。徒歩一分」
ツッコミ「逆じゃね」
ボケ「そんで高さ17000メートル」
ツッコミ「本気で空に住むつもりかい!」
ボケ「毎回落下で移動!」
ツッコミ「人生何回振り返るんだよ!」
ボケ「そして上りは超エキサイティング!」
ツッコミ「バトルドームか!」
ボケ「なに言ってるの? 空飛ぶ車だよ」
ツッコミ「そこ車守るんかい!」
ボケ「だけどその建物ね。出るんだよ」
ツッコミ「出るって何が」
ボケ「茶色のスーツに茶色の髪の毛にサングラスのおっさんが」
ツッコミ「ムスカか!」
ボケ「それで青い服を着た銀髪の老婆と若い魔法使いの男が現れて」
ツッコミ「ド、ソ、そっち!?」
ボケ「飛べない豚はただの豚だって言いながら、殴りあって」
ツッコミ「もうメチャクチャやん!」
ボケ「最後は大きな木となって空に浮かび続けるのでした!」
ツッコミ「絶対めんどくさくなって投げただろ!」
ボケ「えー。だって住むなら普通に地上がいい。アフロ運ぶの大変やし」
ツッコミ「結局戻ってきたのか」
ボケ「だから普通にアフロに戻すわ」
ツッコミ「結局かよ!」
二人「どうもありがとうございました!」
どうもありがとうございました!