25話 エピローグは突然に
しばらくして町の修復作業が始まった。
私達は騎士団の連中に目をつけられ、手配書が発行されていた。
しかし、私達の顔を見ても特に襲ってくる気配がない。
知らぬふりで自分の身を守っていた。
情けない騎士団だな。
この国の住人達は私達を見るなり逃げたり、顔を逸らしたりしている。
そんなに恐れる事はないだろう。
別に普通の人達を襲うつもりはこれっぽっちもない。
まぁ私達はそろそろこの国を去った方がいいようだ。
しばらく宿屋に泊まっていたが、そろそろお金が尽きてしまう。
最後に水道橋博士の家を訪れよう。
「ありがとうございます。ではお金を…」
「お金はいりませんので早くこの国から出て行ってください」
何とも優しい店主に出会った。
あれ以来水道橋博士に会っていなかったがどうしているだろう。
鍛冶屋の扉を開けるとそこには女性が立っていた。
「あ!マキマキにノリピー!お久しぶりー!」
ツインテールの美少女が話しかけてきた。
おいおい、こんな美少女見た事がな…喋り方は聞いた事があるな。
この前破壊されたはずのロボットだ。
「おう!お前さん達久しぶりだな」
そして元気に水道橋博士登場。
これはどういう状況だ。
「これは誰ですか?」
「誰ってべーちゃんに決まってんだろ。さすがに数年も時が経ってるから見た目的に成長させて作り直したんじゃ。我ながら完璧すぎる出来栄え!」
水道橋博士も私と同じくそういう趣向が合ったか。
やはりロボット学の研究者は欲がないと成り立たないのだろう。
「そうそう。そんなお前さん達に頼みがある」
「なんですか?」
「実はな…べーちゃんをお前さん達の旅に連れて行ってくれ」
「はい!?」
突然何を言うんだこの人は。
この前まで一緒に暮らすだのなんだの言ってた人だろ!
「またロボットを捨てるのか…!」
自分の好みの容姿に変えただけじゃなく、その上でまた捨てる…鬼畜の所業だ!
「ノリコ。射撃を許可す…」
「チッガーウ!!話を聞け!!聞かんか!」
まぁ…とりあえず話しを聞くことにしよう。
そしてその後射撃を許可しよう。
「姿を変えたのには大きな訳がある。前の容姿だと悪魔狩りのイメージが強すぎて警戒されてしまうから変えたのが1番の要因だ。決して変な趣味と思うな!」
「それからべーちゃんは飛行能力を持ち、太陽光発電が出来るエコロボットだ。お前さん達に大いに役立てるはずじゃ。べーちゃんも役に立ちたいと思っている。ねーべーちゃん」
「ソウデスネー」
なんで棒読みになったべーちゃん!?
むむむ…ここは…
「ノリコさん判定を」
「ーーーギリギリ許す」
「ありがとうノリコ君!」
ギリギリ許されて良かったね水道橋博士。
しかし、ロボットの仲間が1人増えるとは想定外だ。
ただでさえノリコで手一杯なのに、そこにべーちゃんが加われば私はどうなるのだろうか。
「マキ君。お前さんの技術は確かだ。お前さんならばべーちゃんを預けれる。頼んだぞ」
「マキマキよろしくね!テヘペロ!」
断れないよここまで来たらー…
「は、はい…」
こうして、2体目の仲間が加わりました。
ここで第1章終わりとなります。
1週間以内で第2章公開しますのでお待ち下さい。
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