空呑の1日
サブタイトルが思いつかない……。
「俺の名前は天津神空呑だ‼︎よろしく‼︎‼︎」
どーも、空呑です空を呑むと書いて『てんどく』って言います。
えー、まず転入初日ということでかなり緊張していましたが教室の空気はかなり暖かく、特に何の心配もなく溶け込むことができました。
今はお昼休み。学園の皆さんはお弁当を食べているところですが、僕は今日、お弁当を持ってきていないのです。あっ、そうそう、自己紹介の時の『俺』はカッコつけなので気にしないで下さい。
お腹すいた……。いつもなら最愛の妹がお弁当を持ってきてくれるのですが今日は妹達も転入初日とのことなのでクラスの人を優先するのでしょう。
……嬉しいですが何だか複雑な気持ちです。
時は変わって夕方。
帰宅の途中。学園の殆どの生徒が寮生活のなか、僕は自宅通学です。
なぜか?妹達に会えないからである!
「ただいまー」
「「おかえりなさい。兄様」」
……かわいい。
流石は僕の妹達だ。
「転入初日だったがなにも問題は無かったか?」
これが気になるところ。彼氏ができたならそれはいいがちゃんと兄として審査をしなくてはならない。
「特に何もありませんでした」
「あのねー、お昼ご飯が美味しかったの〜」
何も無かったようで良かった。
「兄様は何もありませんでしたか?」
「きになるの〜〜」
今日か……
「特に何も無かったぞ」
何も無かった。全く持って何も無かった。普通ならいままで何処にいたのだとか異能のランクはいくつだとか色んな質問があるのだろうが、何も無かった。これもまぁ天津神の家に生まれた宿命だろう。
さて、妹達との食事も終わり、今は自室のベッドの上にいます。僕としたことが明日の事が心配で眠れないようです。何といっても明日は身体測定の日。という事は異能測定もある。異能測定があるという事は顔合わせを含めた序列戦闘がある。
これは僕が苦手なものだ。手加減が出来ない。
この学校には僕と張り合える人がいるのだろうか?
期待に胸を膨らませながらも僕は眠りについた。
戦闘は次ぐらいから始まります。