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第49話

気絶した村井は後から来た警察に任せてつぐみ達はデパートに戻ることにした。

「早く戻って会長に報告しないといけないね!」

「そうだな、急いで戻っておかないとな」

『つぐちゃん、私が抱っこしてあげるね♪』

つぐみが走りながら言うと龍星は頷いて走りながら言う。

芹香は笑顔でつぐみを抱き上げる。

とたんに大人しくするつぐみ。

「じゃあ、俺は芹を抱っこするかな?」

龍星はそう言って芹香を抱っこするようにして肩に乗せる。

「あちらもなにか掴めていればいいが……」

「大丈夫やろ、それくらい掴めとるよ」

裕樹と深紅も走りながら言った。

息切れすることもない二人はある意味凄いだろう。

そんな会話をつぐみ達がしている頃。

別のグループであるみなも達はというと。

デパ―トではみなも達は小さな子供に出会っていた。

「あのね、お兄ちゃんにね。 これをお姉ちゃん達に渡すように言われたの!」

短いツインテの女の子がニコニコと笑いながら犬のぬいぐるみを見せる。

「そっか、その男はどんな人だったかわかる? よく知っているお兄ちゃんかしら?」

会長は笑顔でしゃがんで女の子に視線を合わせながら問いかける。

「んと、髪の毛が短髪でお姉ちゃん達とおなじふくをきてたよ? あと、ぜんぜん知らない人!」

女の子は笑顔で身振りと手振りで話す。

みなもも笑顔で話を聞いていたが、カチコチという音が聞こえたことに気づいた。

「……?」

どこからかと音を探るように周囲を見渡す。

「…みなも?」

秀久はみなもの様子に気付いて首をかしげる。

会長も他のみんなも気付いて不思議そうにみなもを見ていた。

暫くして気づいたみなもがあわてて女の子に近寄っていく。

「…? お姉ちゃん?」

「ごめんね! この子借りるね‼」

謝りながらぬいぐるみを受け取ると急いで離れて被害を出さないようにお腹に抱えてうずくまると結界をはる。

「……! まさか!」

「あれが爆弾?!」

会長と澪次は気付いてみなもの方に向かった。

「あの馬鹿‼」

秀久もあわててみなもに駆け寄る。

ピカッ!という光りと同時の甲高い爆発音が。

すると大きな爆発が響いたが建物が揺れただけで被害はみなもを除いて負傷はなかった。

数分してから結界がなくなると血を流して倒れているみなもがいた。

「みなも! しっかりしろ‼」

「ひ―……くん?」

抱き上げて起こす秀久にみなもは虚ろな瞳で見つめる。

口元から血が流れていて一目で負傷の傷がふかいことがわかる。

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