第48話
「あの一瞬でコインを投げて他の仲間が攻めてくるとは!」
一旦さがりながら村井は苛立ちながら言う。
「さっきのは気圧の圧縮やろうな。 念動力をつかってやったんやろ。 だから、陽炎や寒気や耳鳴りがしたんや」
深紅はそういいながらつぐみを庇うように立った。
「そして圧縮された空気は暫く熱を持つんだ。 誰ガ小学生ダト?」
龍星はそういいながら村井に接近して顔を掴んでアイアンクローをしていた。
村井は捕まれて持ち上げられてじたばたしていた。
なお、龍星は村井の顔面を砕かんばかりの力でやっている。
超怒級シスコンな龍星の前で禁句を言ったのだから当然の瞬間である。
「龍星さん、僕がやる分も残してくださいよ?」
秋斗は龍星の隣にたたずんでそう言った。
「爆発魔、村井隆二! 貴方を逮捕します‼」
つぐみは拳銃を構えてそう叫ぶ。
だが、その声は聞こえているのだろうか?
いまだに龍星に顔面を捕まれているので声も出せないようだ。
気圧の圧縮が村井に起きると舌打ちして離れる龍星。
「なめるなよ、ガキどもがぁ‼」
気圧が圧縮されていくのを感じる深紅達。
深紅はコインを指先で弾くと爆発を雷で相殺した。
続けて芹香が弓矢を3発放つ、もちろん手足狙いで。
村井は能力をつかい、矢を反らすがそのうちの一発が村井の足に直撃する。
村井からを苦痛に顔を歪める。
「裁きは権利じゃなくて責任でやるもんだ、自分を憐れんだ時点で責任でもね―よ」
そう言うと刀を手に接近して斜めに斬りかかる裕樹。
「おまえみたいな若造になにがわかる!」
裕樹の周りの気圧を圧縮するが、使い魔の蛇が襲いかかることで意識をそらされた。
その隙を逃さないように刀の峰あたりで村井の肩を叩く。
「わからないよ‼ 貴方の苦しみなんて‼ 心がわかってもわかるもんじゃないもの!」
つぐみは裕樹に当たらない位置に移動して拳銃を発砲する。
村井の手足に狙いを定めて3発の弾丸を放つ。
2発当たり、一発の弾丸は外れてしまうが確実に追い詰めている。
「くっ、何故だ!? 何故私に弾丸と矢が当たる‼? 私は神様に等しい力を手に入れたのに!」
狼狽しながら村井は叫んでいる。
「いくら力をもっていても、貴方はただの人殺しです!」
「破局したからって絶望を勝手にして他の人も同じになるって決めつけてやる貴方は最低だよ‼」
つぐみと芹香は怒りながら村井に言う。
特に芹香は大きな声で叫んでいた。
「黙れぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ‼」
村井が叫ぶと彼の周囲がこれまでの非じゃないくらい歪んだ。
深紅は気づいて声をかける。
「全員離れるんや‼ ドでかいのがくるで‼」
大きな声で叫ぶ深紅。
つぐみ達は一旦離れるのであった。
その瞬間歪みが消えて強い殺意のようなものが飛んできた。
龍星は芹香を抱えて回避し、裕樹も楽々回避する。
秋斗はつぐみを抱えて回避し、深紅も軽々と回避した。
「芹、掴まってろよ?」
「………………(うん、龍くん)」
龍星が囁くと芹香は頷いて掴まると、すぐに接近して村井の股間にハイキックをかました。
「つぐみはここにいてね?」
「あ、うん」
秋斗はつぐみを下ろして村井に接近すると回し蹴りを足に当てた。
村井は股間を押さえながらよろけて地面に倒れてしまう。
泡がふいていたのは気のせいではないだろう。
「過激だな…」
「あはは;」
見ていた裕樹が呟くとつぐみは苦笑を浮かべる。
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