第42話
またもや更新ですぞ!
【うむ……、美しい終わり方だ】
という声がつぐみの脳内に響く。
「…………(つぐちゃん、大丈夫?)」
「う、うん……」
顔色の悪いつぐみを芹香は抱っこすると頭を撫でていた。
「人が爆発したって!?」
「それって例の爆殺魔じゃない!?」
外にいる人々がざわざわと騒ぎだす。
【爆殺魔……ね。 これは救済だというのに……やれやれ】
という呆れた声が次に聞こえてきた。
芹香に支えてもらいながらデパートの外を観察するつぐみ。
それは許せない行為だからこそ、かきたてているのだろうが。
「変わった雰囲気のあるやつはいるかね?」
「ようく目をこらしてみればわかるかもな」
光一と裕樹はデパートの窓から外を眺めている。
と、ここで驚きの声があがったのだ。
「み、みみみ深紅ちゃん。 なにしているんでしゅか!?」
「なにって、ここから降りて探しに行こうかと思ったんよ」
「いやいや、さも当然のような発言じゃねーからな!?」
その声に導かれるようにつぐみ達が視線を向けると、窓の枠に足をかけている深紅がいた。
それを見て慌てて止めにはいるみなもと秀久。
「そもそもここは何階だと思っているんだよ」
「駄目だよ、深紅。 ここから飛び降りるなんて危険だよ?」
呆れたように近寄る当夜とたしなめるレイナ。
その場にいた全員が納得したように頷いているのがわかる。
霜月と澪次はいつものことかと呆れつつも、集中して人を観察する。
死体の方を見ている住民を見渡す。
その中に一人だけなにも起きてないように普通に道を歩く男性を見つけた。
見た目は普通のサラリーマンにしか思えないが。
『せりかっか!』
『ふんぬぅ!』
せりかさんはサラリーマンを見つけると不思議穴を展開して穴へと潜る。
それに続いてりゅーさんもついて行く。
「お、これはせりかさんに先をこされてしまいそうやな」
深紅はそう言うと窓から身を乗り出して、近くにある樹へと飛び移る。
そして樹をつたい地面へと降りていく深紅。
なんとも身軽な動きである。
普通の人間にはできない所業だといえるだろう。
「あ、あたし……深紅ちゃんを追いかける!」
「よし、俺も行くぞ」
「…………(つぐちゃんが行くなら私も!)」
「会長、僕も行ってきます」
つぐみが急いで出ていくと龍星と芹香と秋斗も後を追うように出ていく。
「……はぁ、仕方ない子達ね」
「あっちはあっちに任せようか。 こっちの問題もあるし」
ため息をついた霜月とそれを見て笑みを浮かべる澪次。
そうね、と霜月は言うとデパートの内部を探ることにした。
「じゃあ、行こうかって……光一くん。 裕樹さんは?」
「こっちの方が大変そうになりそうだからって、走っていったぞ」
澪次の疑問に光一は苦笑を浮かべながら告げた。
「朝霧さんなら大丈夫かと思われますよ」
「まあ、そうね。 そう簡単にくたばるわけないし」
怜奈の笑みに霜月は頷いて足を進める。
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