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第35話

食事を終えてそれぞれ教室にもどることになった、その時であった。

爆発音が響いてきたのだ。

それに気づいてつぐみ達は頷きあうと音がした方へと急いでむかう。


「あの爆発ただごとじゃないよね、お兄ちゃん」

「そうだな、ここまで響いたんだからただごとではないだろうな」

「確かにここまで響いているんだから普通じゃないよね」


つぐみとひばりは走るのが遅いために龍星の肩に載せてもらっていた。


「とりあえずなにが起きたのか行って調べてみるしかないよね」

「それで状況を調べないとね」


和明と秋斗は龍星の隣を走りながら言う。


「急いで向かうぜ! 行くぜ、タカ!」

「あ、ちょ!」


綾香は鷹久の肩をつかむとテレポートを発動して瞬時にそこから消えた。


「生徒会のみんなも来ているだろうね」

「あんな音がして会長も気になるやろうしな」

「とりあえず、急がないとね!」

「なにが起きたのか徹底的に調べないとな」


澪次がつぶやくと深紅も同意して走りながらレイナと当夜は言う。

そんな会話しながらつぐみ達は到着した時には綾香と鷹久と霜月会長と怜奈と裕樹がそこにはいた。

そこはどうやら靴箱のようでぼろぼろになった靴箱がそこに鎮座してあった。


「あら、遅かったわね」

「会長が早いんだろうが」


振り向いて資料を片手にしながら言う霜月に秀久はつぶやいた。

横たわる男女の生徒達がそこにはいて、みなもは慌てて近寄り、手に治癒の光を発生させた。

そして生徒達に触れてると光があふれて傷がみるみると消えていく。


「みなも先輩、手伝います!」

「ありがとう、歩美ちゃん!」


歩美も近寄り、歌をつむぐと彼女周りを光が浮いて負傷している生徒達に集まり傷を治癒させていく。

あたりは血であふれており、誰もが嫌悪するほどである。


「これは宣戦布告つもりかしらね、生徒達の手を出すのは」

「我々警察が応援頼むとしってのことかもしれませんな」


顎に手を当てて言う霜月に警察のひとりの刑事が悔しそうに唇を噛んで言う。


「どうやら同一犯のようです、会長」

「あるのは箱の燃えかすくらいでそれいがいはないみたいだ」


周りを調べていた怜奈と裕樹が近寄って会長に報告する。


「そう、じゃあただちに負傷している生徒を保健室へと運んであげて、いつまでもここっていうわけにはいかないからね」


霜月はそう言うと倒れている女子生徒を助け起こして肩をかしながら歩き出す。

それを聞いて怜奈と裕樹もそれぞれ倒れている生徒を助け起こすと保健室へとむかう。

刑事の人も手伝うつもりなのか、生徒に声かけして助け起こして連れて行く。


「……これが音の原因で被害か」

「秋獅子! やっときたのかよ!」

「ま、まあまあここで喧嘩しない!」


コートをひるがえして歩いていくる流牙にくってかかる秀久。

それを見て慌てて仲裁する響。


「大丈夫か、つぐみ」

「う、うん……大丈夫」

「ひばりも平気?」

「な、なんとか」


龍星の問いかけに無理にわらって頷くつぐみ。

和明もひばりに問いかけると彼女も無理して笑って答えた。


「…………(りゅうくん、これって)」

「宣戦布告……しかねーだろうな。 直接生徒を狙ってるし」


芹香の言葉に龍星は拳を握りしめてそう言う。


『かっか~!』


郡体せりかさんずが包帯をまいて生徒達を運んでいく。


「ふんぬぅ!」


すばやい手つきで包帯をまいていくりゅーさん。

あの瞬時に消毒もしているのだからお気遣い紳士の称号になのはじない仕事ぶりだ。


「宣戦布告だとして、なにに、だろうな」

「生徒会に、だったりしません?」


光一も周囲をみていて調査しているようでそう言うとみなもが治療しながら告げる。


「まあ、考えられるとしたらそっちになるよな」

「じゃあ、それとは違うんでしょうか」


光一がそう言うと歩美は不安そうな様子でつぶやいた。


「ここまで爆発がひどいとはな」

「富士也くんもそう思うよね」


秋斗と富士也は靴箱の損壊した状態に眉間にシワをよせている。


「なにか他に手がかりとかねーのかな」

「あるとしたら僕らと同じ異能力者じゃないかな」


綾香が頭をかきながら言うと鷹久は冷静な様子で腕を組んだまま言う。

そう、なんのしくみもない箱が爆発するわけがないのだ。

だったら他にあるとしたら異能力による犯行だろう。

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