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第27話

「最近、ぴりぴりしているよね」

「……(そうだね、未登録の異能力の人がいるからかもしれないけど)」

「そいつが暴れて騒動を起こしかねないからだろうけどな」

「これ以上被害が拡大されてもこまるよね」


学園の校舎から出てまっすぐ歩いて待っているひばりたちと合流するつぐみ・芹香・龍星・秋斗。

会話の内容は保険医から聞いた内容のことでだった。


「たしか、異能力って暴走もしやすいよね」

「うん、制御できるようになるには学園で訓練をうけるしか道はないからね」


ひばりが異能力のことを思い出して言うと和明は苦笑しながら告げる。

それだけ神秘に満ちているといってもいいだろう。


「通わなくても物にしちまう奴もいるけどな」

「それが今回の騒動の原因なんでしょうか?」


光一は歩きながら薄型のペーパーディスプレイを見ていた。

それを覗きこむように見つめる歩美。

ちなみに、歩美も一緒なのは一人で下校は危ないと思ったからである。

え、他の中等部のメンバーはであるレミアはどうしたのかって?

とうに一緒に下校して寮にいると思われる。


「そういえば、澪次はまだ残るんやったっけ?」

「うん、会長さんと調べごとしているみたい」


深紅が隣を歩くレイナに問いかけると彼女は頷いた。

あいも変わらず独自に調べる二人に苦笑が浮かぶ。


「澪次の奴、手伝うっていったにさ」

「まあ、澪次のなんか考えがあって断っただけだろ」

「きっとそうだよ、元気だしなよ!」

「そうれしゅ、まあちゃんの言うとおりです!」


ぶちぶちと言う秀久に当夜が苦笑しながら話しかけ。

励ますように声をかける真朝とみなも。


「異能力なんてない、俺には関係ねーな~」

「フジくん、そうはいうけどなんの盟約もなしに手伝ってもらってることこそ異能だと思うんだけど」


富士也があくびしそうになりながら言うとじと目で見つめるつぐみ。

ちょうど目の前を彼が歩いているからというのもあるだろうが。


「ひばりの場合は生まれたと同時に精霊も一緒に生まれてきたから付き合い長いよね」

「うん、そうだね。 赤ちゃんのときから話し相手だったから気もあうし」


和明がひばりから聞かされてきたことを思い出していうとちょっと照れくさそうにして頷くひばり。


「へ~、ひばりの精霊はそのくらいからの付き合いなんだな!」

「僕らの場合能力を得たと同時に一緒に出てきたもんね」


綾香は珍しそうに見つめながら言うと鷹久は傍らにいる使い魔を見て微笑む。

普段は姿を消してみえないようにしている使い魔は多い。

たまに気まぐれをおこして常時でてくるときもあるが、綾香や鷹久のように消しているのが普通である。


「裕也くんの場合は修行して譲り受けたんだっけ?」

「ん?ああ、親からというより師匠からなんだけどな」


真朝が歩きながら裕也に話かけると彼は頷いた。

彼は陰陽師として名高いくらい能力が高い。

それはつぐみも霊能力をもっているからわかっていることである。


「秋獅子の奴はそそくさとどっかいくしよ」

「興味ないものにそこまで手をだす気はないらしいからね、響さんによると」


秀久が苛立つがそれでもライバルといってもいい男子生徒を思い浮かべる。

そんな彼にみなもは苦笑しながら言った。


「ヒデと秋獅子のいざこざに巻き添えにされることはよくあったな、そういえば」

「逃げ遅れてたもんね、兄さん」


遠くを見つめて溜息をつく当夜に真朝はいたわるように肩を叩いている。

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