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第17話 がーるずとーく!

「そういえば、つぐみは工藤と仲ええけど、どのような仲なん?」

「ふえ?! べ、別に工藤くんとはその……同じ中学出身だからで、えとえと!

相談とかよくしてたし!」


シャワーを浴びつつ声をかける深紅に言われて慌てるつぐみ。

その姿は見てなくても愛らしいと思えるだろう。


「…………(つぐちゃんのこと本当に大事にしてくれる人で気持ちもきちんと考えてくれる良い人なんだよ~♪ だから、つぐちゃんのこと任せちゃおうかなって思うくらいで)」

「せ、芹ちゃん!? な、なななななに言ってるの!」


にこにこ笑顔の芹香の発言を聞いて慌てるつぐみ。

芹香のいるシャワーユニットに入り、手を掴んでひいているようだ。


「でも、兄さんが言ってたけど、大変そうなんじゃないかな?」

「ああ、龍星のことやろ?」


真朝が髪を洗いながら首をかしげつつ言うと深紅は理解しているのかそれだけを言うと頷かれた。


「そういえば、ふさわしいかどうかは己の目で見極めるとかなんとか言ってたね?」

「どんなことでするのか、聞いても内緒って言われたよ~?」


ひばりと綾菜は龍星にそれらしい内容を聞いたので訪ねたことがあるようだ。


「そんなの本人が決めることだろうに、なんでだ?」

「そりゃ、大切な妹分だからじゃないかな?」

「みゅ~♪」


綾香の問かけにレイナはつぐぴょんの髪を洗ってあげつつ言う。

うさみみをくしくし、髪もくしくしと優しく洗うレイナの手つきにうっとり。


「あまり過保護にしすぎるのはどうかと思うがな」

「それはそうですけど、幼い頃からの仲でいつも見ていたからこそじゃないでしょうか」


レミアがそう言うと歩美は龍星とつぐみとの仲の良さを思い出して言う。


「まあ、龍星が過保護になったんはある事件がきっかけやったしなぁ」

「…………(ある事件?)」

「それってどんな事件だったの?」


深紅は昔のことを思い出しながら言うと芹香とひばりが気になったようだ。


「ん~……。 それは龍星から聞いた方がえェよ、わっちがいうことじゃないし」

「深紅も焦らすこともあるんだね」


みっくーを洗いながら苦笑する深紅にレイナはくすくすと笑っていた。


「つぐみちゃんも言いづらいこと?」

「言いづらいというか、その頃の私がきちんとしてたらよかったことなんだけどね。

そのことも一緒に含めての謝罪とお礼のつもりで言ったら今のお兄ちゃんになっただけだし」


ひばりがそう言ってつぐみを見つめると苦笑するように笑うだけのつぐみ。

その時のつぐみの表情は幼い頃の自分を思い出しているだけのことはわかる。


「いきなりでお互いにびっくりしたなぁ」

「あの時は本当に驚いたよね、こんなに悩んで苦しんでいたんだって思うくらいに」


深紅とつぐみはお互いに顔を見合わせて苦笑を浮かべていた。


「どんな内容なのかかが気になるところだな」

「もう、綾香ちゃん!」


綾香は興味津々で言うとひばりが注意する。

それに苦笑しながら謝る綾香。


「と、ところでさ。 綾香ちゃんと鷹久くんって本当仲良いよね」

「ん? ああ、従兄弟だからな☆」


つぐみが会話をふると笑顔でそれだけを言う綾香。

なんという身も蓋もない会話なことだと誰もが思うことであろう。


「そ、それだけなんでひゅか?」

「それ以外になにがあるんだ?」


みなもの呆然とした疑問に疑問を返す綾香。

ひばりとつぐみはしれっとした返答にどうしたらいいか困っていた。


「そういえば、響と秋獅子はどんな仲なんだ?」

「え、ボクとりゅーが? そうだね~、しいていえば大人な関係かな?」


綾香が響に声をかけると彼女はくすくすと笑いながらそれだけを言う。

なんだそりゃという表情をする綾香を見て笑う響。


「というか、なんで恋バナになってるのかな」

「元はといえば深紅ちゃんが原因というか発端だったんだけどね」


ひばりの疑問につぐみは苦笑を浮かべていた。

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