10/31(火)
ハロウィンの日に。
・ハロウィン
・天才の日
とりっくあとりーと
しがない会社員のたかしは、今日もなで肩をさらに下げ、とぼとぼと帰っていた。
「お菓子くれなきゃ、イタズラしちゃうぞ」
たかしは、ハロウィンの衣装を着た子どもたちに取り囲まれた。
「しっしっしっ」
たかしは手を振り、苦手な子どもを追い払おうとする。
しかし、
「お菓子くれなきゃ、やっちゃうぞ」
発言ちょっぴり過激になる子どもたち。
「こんな夜遅くまで、子どもがなにをやっている。親が心配してるぞ、早く帰れ!」
苛立ちを隠そうともせず、たかしは吐き捨てるかの如く言った。
「お菓子くれなきゃ・・・ユーキル」
「どこで倣ったそんな言葉っ!」
「やっちゃえ!」
子どもたちは一斉に飛びかかる。
「そうか、そうか、分かったぞ。子どもの皮をかぶった怪人だなっ!」
「貴様っ、まっ、まさか!」
「しがないサラリーマンだと思って安心したな、馬鹿めっ!変身っ!パンプキンDreamっ!ちぇんじげっとおん、ハローウィンヌ!」
「ハローウィンヌ・・・年に一度のお祭りヒーローっ!」
「コスプレ万歳、ハイキタコレっ!必殺!実の入ったかぼちゃでの~頭頂部アタッQっ!」
「ぐはっ!やられた~」
こうしてハロウィンの平和は保たれたのであった。
いけっ僕らヒーローハローウィンヌっ!
・・・ナニコレ?
妄想した(笑)。




