第一章 (寝ただけなのに、飛ばされた)
今日も一日が終わった。もうすぐ最寄り駅に着く、明日も来週もこれからもずっとこんなのが続くのかな…
数時間後・・・
俺は何故か森をさまよっていた。
「ココどこー!?っていうか誰かいませんかー!!」
い、今までに起こったことを説明するぜ、何を言っているかわからなくなるだろうが、すべて事実だから聞いてくれ。
俺は午後5:30分には家に帰り、6:00に夕飯の、ご飯、何かが入った味噌汁、おかずにエビみたいな何かとえ〇すで買った生肉ユッケ
を食べた。案の定腹を壊し、40分ほどトイレに籠り、今日は早くシコって早く寝ようと思い、pm8:00には床に就いたんだ。そして目が覚めたらよく分からない、森にいたというわけで…
「あら?こんなところにひとがいるなんて。」
俺の解説を遮って現れたのは「この国」ではほとんど見られない、金髪碧眼の美少女だった。
「あの…すいません此処がどこか知りませんか? 気が付いたらこの森で倒れていて…」
「あなたもそうだったんですか! だったら早く急ぎましょう!」
「いや、此処が何処かだけでm…」
「歩きながらでも話せます!」
「…はい」
また最後まで話させてくれなかった…。
と、いきなり彼女は俺の手を握り、歩き始めた。ちなみに手を握られた時、一瞬ドキッとしたことは、俺と画面の向こう側のみんなだけのヒ・ミ・ツだよ♡…………………………………気持ち悪いですよね、ごめんなさい。
歩きながら彼女は、この世界のことについて話してくれた。
「この世界はあなたの国でいうところの異世界です。」
何となく分かっていた。俺もこの手の本は、いくつか持っていたからな。
「さらにこの世界には、昼間がありません。」
「…は?」
ありえない。昼間がないってことは地球の自転が止まっているってことか?…いや、考えろここは異世界だ。地球の常識が通じるなんて考えるだけ無駄だ。
しばらく歩くと明かりが見えた。町だ!
「あの町が私たちの住む町、[ダイショジ]よ」
と、彼女が紹介した町は、……うん普通だな。紹介するところがない。
「あ、今とっても失礼なことを考えていましたよね」
バレたかっ!
「ほら! 今も目を露骨にそらしましたよね! はぁ…もういいです。それじゃあとりあえず、この町の村長にあってもらえますか?」
あれ?この流れはまずいな…
「一応聞くけどなんで?」
「言ってませんでしたっけ? この世界に来た人はここに住むことになっt」
「断る!」
フッ…遮ぎ返してやったぜ。…いや、本気で住む気はないからね。
「あ、そういえば最近、森の中で3m級の巨大クマが現れたってゆう噂が」
「イヤー、コノマチステキダナー。ハヤクソンチョウサンニアッテ、ココニスミタイナー」
この、手の返しようである。
十数分後…
「ふぅ…いやー村長さんが気さくな方でよかったよ。ところで、」
「なんでしょう?」
今まで気になっていたあのことについて俺は聞いた。
「君、名前なんて言うの?」
「あっ…」
第一章完結
続いたらいいなー
はじめまして。はーちゃんです! この作品は[ファルスファンタジア]という企画で(半ば強制的に)書いた小説です。至らぬ点があるかと思いますが、そこは温かい目で見ていただけると、幸いです。
私だけでなく他の[ファルスファンタジア]の作品も見てみて下さい。
最後に、この作品で一人でも多くの人が笑顔になりますように……