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D.N.A配列:ドラゴン  作者: 吾妻 峻
第四章 天雷鎚・サンダハンマー
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狩り/鳥越充

「あーあぁ。殺しちゃってんじゃん。もォ」

鳥越充は溜息をついた。相方は、何ともあっけなく逝ってしまった。

傷の再生が遅い。後藤は泡を吹き、痙攣している。もう使い物に、ならないね。

そこで、天井を見上げる。

三階上。逃げられた。また尻尾。油断した、な。

「窮鼠、猫噛むってやつかぁ」

現国は、僕の担当教科じゃないんだけど――

「なァッ」

飛び上がる。

三階上の廊下は明るい。とても明るいショッピングモールだった。その遠く奥に、揺らぐ人影が消えた。

「殺してあげよう二人とも」

――芸術的に。

僕は逃げ惑う可愛い教え子二人に、ニッコリ笑顔で笑いかけた。


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