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D.N.A配列:ドラゴン  作者: 吾妻 峻
第三章 嗤魔群・ラフィンレギオン
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虚像の洞穴/藤堂浩人+新企画

キリが良いのでここから新企画、御手洗篤史の突撃・自己紹介インタビューを後書きで始めたいと思います。


序盤だけ出てきて全く音沙汰のない潮汐新聞記者、御手洗篤史さん。

彼が少し可哀そうになったので、仕事をあげたくなりました。ここからちょいちょい、不定期になると思いますが、この作品の登場人物のプロフィールを篤史さんが突撃レポート。後書きにて報告してくれます。


「だ、大丈夫ですか」

階段を踏み外した。それだけなのに、彼女はひどく心配して見せた。

「ああ」

浩人は、璃砂の自宅マンションまで来ていた。肩を半分彼女に預けて、その家の中へと入る。

血に濡れていたシャツとスーツは半分乾いて赤茶けたしみを作っていて。それが少し、不快だった。

「俺……、生きてるんだな」

「当たり前じゃないですか」

いつもの彼女らしくない強気な口調が、今の浩人には心強かった。


でも覚えている。


あの、たいして太くもない腕が豆腐を崩すように自分の体の芯を抉った。腹を貫かれた時の異物感。その肉体の空白を埋めるように後からやってきた痛み。そしてその腕を引き抜かれた時の、目のくらむような激痛――


あれで、生きている?何か特別な手術もしたわけでも無いのに。

璃砂は大丈夫と言うばかりで、何も話してはくれない。ただただ、浩人相手にいつも通りに振舞おうとする。


「お風呂、どうしますか。それとも体、お拭きしましょうか」

「大丈夫だ。風呂に……」

立ち上がろうにも、アルコールを取りすぎたような倦怠感にふらつく。結局璃砂に、風呂場まで介護してもらう羽目になった。


汗と血、塵芥でドロドロの服を脱ぐと、やはり今日の出来事の、その異常性を認識させられた。

「嘘、だろ……」

脱いだ真っ赤なワイシャツ。しっかりと穴が開いていた。しかも前と後ろ、両方に。浩人の体を確かに、何かが貫いた証だ。当事者になってみても、にわかには信じられなかった。


――ブレーカーと同じ、洞だ。


すると璃砂がそのシャツを、浩人の手から取りあげた。

「おい、なんで」

「気にしないで下さい。ひろ、藤堂さんは、今日は、ゆっくり休んで」

仕方無く、彼女に従った。

風呂場で鏡を見ても自分の体にはかすり傷一つ、見出すことができなかった。


<御手洗篤史の突撃・自己紹介インタビュー>


とりあえず最初はもちろん、明崇君です。


三位明崇

3月3日生まれ ♂15歳 

O型/龍骨持ち/龍の鬼 Dia-Bone Collor:Violet 

身長171cm、体重:57㎏


性格

:根暗。眼つきが悪い。落ち込んでると目が死んでるらしい。

趣味・特技

:文庫本を読みながらゆっくりする。徹夜と徹夜明けの爆睡。

好きな物

:缶コーヒー(実は砂糖とミルク無いと飲めない)

好きな異性のタイプ(ていうか好きな人ここで言っちゃおう!)

:あえて言うなら正統派和風美人。好きな人は“いません”。

苦手な事・物

:女性。自分のペースを乱される事。後、変なあだ名で呼ばれるの困る。


総評

本人曰く、前向きな根暗。この企画のトップバッターをめちゃ嫌がってました。後、頑なに異性関係の話をしたがらないんだな。面白くねー。

以上、御手洗篤史からでしたッ!


周囲の皆さんのコメント

Ice:明崇もっと面白い事書きなよ。

アコ:変なあだ名って?

匿名希望:もっとお姉ちゃんの事書いた方がいいと思うな!

登田兄:明崇らしくていーんじゃねーの。


この作品の主人公にして座長です。主人公なのに全然彼視点がなくてスミマセン……。

次は伽耶奈さんになると思います!


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