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仲間への告げ



次の日の朝。


「おーい、朝から呼び出すなんて何の用だ?」


「おはよー、みいさ」


今朝、話があると言われてラベルとアンが中庭の噴水に呼び出されていた。


『おはよー。ごめんね、呼び出して』


噴水台の淵に座り、二人が来るのを待っていた。

いきなりの報告になるので、どういう反応をするのか少々不安の様子。しかし、みいさがこの世界でしたい事、いや、しなければいけない事を見つけ必ずやり遂げなければいけない。


思わず息を呑んだ。


そして、みいさを挟むように二人が淵に座った。


『あのね、前々から考えてたんだけど、私、旅に出ようと思うんだ』


「ふ~ん……って、えっっっ!?」


ラベルは、驚きの余り、大声を出した。


「なんでなんで!?」

「旅って一人でか!?」

「なんでまた急に?」


いきなりのみいさの発言に二人は質問攻めである。


『いきなりでごめん。私はここで(王宮)ラピスについて色々教えてもらったし、鍛練も沢山してもらった。初対面の私に住む場所も食べる物もくれた。だけど、私がこの世界に来た理由は、オババ様の言い伝えが本当ならダークネストを倒し、この世界を平和にすること。その為には、もっとこの世界を知る必要があるといけない。だから、ラピスが使えるようになった今、旅に出ようと思って』


みいさが話している最中、アンは様々な感情がこみ上げてきて涙目である。


「みいさ~。本当にそんな事思ってたの?めちゃくちゃたくましくて感動した~!」


涙を流しながら、みいさに抱きついた。


それに照れて『アン、苦しい~』と照れ笑いで返した。


「急でビックリしたよ。でもまぁ、みいさの決めた事だから応援するよ!一緒に行きたくても俺たち将軍は、行けないからなぁ」


ラベルは仲間であるみいさと一緒に行きた気な表情を浮かべていた。


「ところで、出発は?いつにするの?」


アンは抱きついていたみいさから一旦離れて質問した。


『明日…にしy「明日!!?また急じゃないか!」


みいさが話し終わる前にラベルが割り込んできた。


「おババ様やみんなには話してるの?」


『おババ様には昨日話したの。他のみんなは今日言って回ろうと思ってるの』


今日"旅に出たい"と話して明日出発は確かに急すぎる話である。


「あっ、そうだ」


ラベルが何か思いついたようである。


「旅に出るんだったら、俺達と交信できた方が何かと便利だから、みいさのラピスちょっと貸して」


『え?なになに?』


手を差し出すラベルにフロスティクォーツを渡した。

すると、ラベルはカーネリアン(褐色)とフロスティクォーツをくっつけた。

瞬く間に二つのラピスは、それぞれの褐色と白色の光に包まれ、5秒足らずでその光が消えた。

そして、みいさにフロスティクォーツを返した。


「はい、これでいつでも、交信できるようにしといたから」


みいさはフロスティクォーツを受け取ると左腕にはめた。


『それだけで交信ができるの?』


「あぁ。でも、交信はみいさからしかできないから。まぁ、またいつでも試してみて」


『ありがとう~!ほんっと、カーネリアンって凄いよね!』


「そうだよね!これでみいさも心強いね」


『うん!』



ー・ー・ー・ー



ラベルとアンと別れた後は、白の将軍達に言いに回った。


その後、自室に戻り、荷造りを始めた。

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