第四話 障害物競走
はろはろぉー♪
クローバー☆でっす!
ほんのり甘い四話です。
たたたたたた・・・。
愛は、気合入っていて長い髪を二つにわけています。
「権・・けんっと!」
愛は、権を探しています。
「いたぁー!」
権は、三階の廊下にいた。
「あぁ、愛。おはよう。」
権がにっこりと挨拶した。
「お・・おはよっ」
「あぁ!そうだ!今日の障害物競争で勝負!!」
かっこよく言ってみた。
「・・・・いいけど、愛ちゃんさぁなんでそんなに
勝負したがるの?」
「負けたままじゃ嫌だからっていったでしょ。」
さらっと言っちゃいました。
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『障害物競走に出る方は、運動場に集まってください。』
アナウンスが入った。いよいよです。
「愛ーー!行くわよぉ〜!」
梨乃です。
「はいはい!所で、梨乃は何で出ないの?」
愛が小走りしながらはなす。
「走るの嫌い。」
「あっそ・・・。」
***競争前。***
『はーい☆障害物の紹介をしまっす!』
張り切っているアナウンスさん。
『始めは、ハードルが、連続六個あります。』
「えぇ!?うっそ!!」
愛は、バトミントン部であんまり得意じゃありません。
『次に、跳び箱。八段ありますんで、苦手な方は
帰ってねぇ〜☆』
さらっときついアナウンスです。
『まぁ、その後はてきトーに百メートル走って、
最後に☆▼□○▲☆が!』
興奮していて、何を言っているのか聞き取れませんでした。
「権、負けないわよぉ!」
『位置について!』
『よーい』
『どぉぉおん!』
ぱぁあん!
愛は、必死に走る。
『おぉ?今のところトップは、愛さんです。』
だだだだだ・・・・・
『おーっと!ハードルに入りました。』
ぴょん!ぴょん!ぴょん!ぴょん!
順調に飛んでいく愛。
ぴょん!ぴょん!
飛び終わった・・・
と、思ったら、
目の前にすぐ跳び箱が・・・!
ぴょん!
見事クリア!!
「はぁ・・・つらいわ。コレ。」
(でも、後は走りぬけば・・・!)
そのとき、権が愛と並んだ。
「!!」
たたたたたたたた・・・・
ズボッ!!
「きゃあぁ!?」
愛が落とし穴にはまった。
・・・そう。最後の障害物とは、落とし穴であった。
「・・・ッ!いったぁーー!」
愛は、出血していた。
「愛ちゃん、大丈夫?」
権が覗き込んだ。心配している。
「うっうっさい!さっさといきなさいよ!」
愛が何とか穴から出られた。
「っ!」
さらに出血しだした。
「愛ちゃん、保健室行こう・・・。」
「うるさい!勝負なの!ほら、再開しよっ!!!」
愛が叫んだ。
「もぅ・・この人は。」
と、愛が立ち上がったとき、
「っ!いったー!」
がくっ
愛がしゃがみこんだ。
「あーー・・。」
ひょいっ
権が愛をおぶった。
「おっおろしなさいよぉーーー!!」
「静かにしてよ。」
愛は、ほんのり甘い気持ちで保健室へ運ばれた。




