行きはトレイン帰りは無双
ばくはつだ~!
・・なにが?
おれは学問所を出てすぐ金の祭壇に行き、金の加護を得た。
その足で盾を背負い加速スクロール、加速ポーションを使い全力で走った。
北東の鬼門と呼ばれる方角に向かって。
そこにラーフの洞窟がある。何よりもまず対人スキルを身につけねばならない。
数多くのモンスターをリンクさせながらも走った。
そしてたどり着いた。
ゲームでは当たり前のことだがリンクしたモンスターも別のエリアまでは追いかけてこれない。
ラーフの洞窟には相手をコピーするモンスターが出る。
相手が俺の場合・・・ふふふ、モンスターはすべて自壊した。ラーフをふくめてだ。
あとには双面のマスク/ユニークアイテムと月光の忍装束/レジェンドアイテム・・運命はおれをそう見ているのか・・
さて、この世界の攻撃魔法について分かったことがある。
攻撃魔性を発動すると、火の属性ならば、炎が上がり、水の属性ならば水が吹き出る。
ファイヤーボールならば火の玉ってわけ。
しかし結局は自分の込めた魔力と相手も魔法防御力の差に属性補正、たとえば火属性の攻撃は、水属性の防御にマイナス補正され、ぎゃくに金属性の防御にプラス補正がかかるだけなんだ。
つまり魔力の大きさと、属性の相性によって勝負ははじめから付いているんだ。
高LVには勝てない。苦手属性には勝てない。上級スキル保持者には勝てない。上級装備保有者には勝てない。・・
・・聞いただけでいやになってくるだろう。・・
・・・だかここであきらめるのが馬鹿だ。・・おれは生き残らねばならない。だからやってみた。
魔法の物理攻撃化を。・・
まず土魔法で少量の砂を呼び出し円を描くように高速で回転させ金の風魔法に乗せて打ち出す。
ただそれだけ・・
・・それだけでLV32のグレイバックベアーがまっ二つになり、
おれの周囲で回転する砂塵によって、音もなく背後から忍び寄るクリムゾンウルフが両断される。
その日、王都の北東方面でフィールドボスのハンマーヘッドトロルを含めて、モンスターの気配は消えた。
おれLV26
次回ぱわ~X倍・・ほんとかな?
おれつぇ~・・たぶん