お勉強はしなくちゃいけない。
ここまで何文字か、おれについて書いてあってさ・・
小説?の中の住人であるおれを、挿絵で描こうとするといったいどうなるんだろうか?
おれ、鏡が怖くて見ることができない。
・・・・
さて、作者の眼を盗んで生きているおれなんだが、MMORPGで生きていくために必要な知識、最低限の知識もなにも無いおれは、【王立学問所】にやってきた。
ここならおれの求めるものが、何かあるだろう。
だが立ちはばかるは、部外者立ち入り禁止の文字と4人の武装した門番。
よし。
おれは気合をいれ、・・・
・・
手にした武器を・・
・・
・・
・・
・・
・・
収納した。
「こんにちは。」・・・・
・・・
素通り成功!・・おれは誰でもないんだ。関係者かもしれないんだ。・・
つまり、認識できても識別できない存在、それがおれ。
・・はは、りっぱなバグやな。消されてたまるか。
・・それには消したら全体がひっくり返るくらいのBIGになるしかないんや。おれ、がんばる!
・・・
はは、どこでも入り込めるぜぃ。もしかしたら、おれのユニークスキルかも、な。
・・・・
・・・
中の図書室で初めてチュートリアルを見つけた。
たぶんここのほうが詳しい。
これからのおれの選択は金の加護をまず得てから、
1、水の加護を受ける。・・水の魔法、癒し、浄化に優れる。
2、金を重ねる。・・金は金属魔法以外に、風、電気をも含む。生産、商売にも優れる。
3、日の加護を受ける・・対魔族性、攻撃力に優れる。
4、月の加護を受ける・・自己強化、回復、カウンタースキルに優れる。
5、羅ごうの加護を受ける。・・対人特化スキルに優れる。
6、計都の加護を受ける。・・精神操作に優れる。・・ただ月がないとまちがいなく祭壇までたどり着けない。
とりあえず、せっかくの学問所だ、魔法の使い方でも覚えていこうか。
初級魔法のクラスで、なぜか生徒の人数がひとり違って昼食が足りず、担当事務員の一人がお昼が抜きになった。らしい。NPCなんだけど、悪いことした。
まだ大暴れするのには、タメが足りない。
わかってくれるだろ?
本日つえぇ~をちょこっと出す