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お前の正体は・・・だ

「どうぞ。」・・・・

紅茶を出されて俺は心底驚いた。

「なぜわかった?」

姿を現しながら俺は挨拶もせずそれを問うた。

「部屋に戻るたびに、二杯分の紅茶を飲んでいたんですよ。」

ほぅ、こいつこんなに楽しげに笑えるのか。

「みごとにやられたな。で、ブレイブ、用件は何だ?」

俺は目の前の相手にその名前を使った。

「きちんとお礼を言っておきたかったのがひとつ。舞ちゃんと咲を助けてくれてありがとう。」

「おれは自分が生き残るためにあがいただけさ。がんばったのはお兄ちゃん だろ。咲ちゃんは全部覚えているよ。」

「僕もしたことは覚えてるんだよ。3人・・殺してしまった。」

・・・

「亜紀と春海と、それから、その娘か。」

「そう、心を全て食べつくしてしまった。」

「春海から、心を引き上げて、最終的に死なせたのはおれだぞ?」

「その原因を作ったのも僕だ。」

「あの二人に責任を押し付けないのは立派だが、うじうじしててもしかたないやな。そうだここまで、咲を連れてきてやろうか?」

「ジョンならできそうだけど、この格好はちょっと見せにくいよ。」

ブレイブは極自然な動作で長い髪を後ろにずらし紅茶を飲む。

「それもそうだな。」

「ところで、悪魔だけどあの二人が本当に作れたと思う?。」

おれは、ブレイブの・・というか聖女ジャンヌのこの上も無く真剣な顔を見つめて答えた。

「むりだろ。」

「やはりそう思いますかぁ。」

ブレイブは今までしていたお上品さを捨ててでれっとソファにもたれた。

おぃ足開くなよ、ゲームの衣装は見えるんだ。

「あれは自然発生だと思うんですよ、人々のよこしまな心が集まった。・・ね。」

「ほぅ、なぜそう思ったんだ。」

「ジョン・ドゥという存在を知ったからですよ。あなたは男ですよね?」

「それがどうしたんだ?」

「それっておかしいでしょう。」

「なんでだ?」

「今まで女性以外に取り付いていませんよね。そのマスクはずせますか?」

「そりゃおまえたまたま・・」

ブレイブは身を乗り出して間髪いれずに言った。

「では無いですよ。あなたはだれかのアニムスが実体化してるんです。炎真に勝てる力、No1クランをまとめる統率力、覚えがありませんか?理想の男です。」

「ならなんで、顔が無いんだ。何でだれかのお好みの顔が付いていないんだ?」

「そりゃ、まだあったことが無い、いずれ迎えに来てくれる王子様に具体的な顔があったらまずいじゃないですか。」

「お前それ本気か?」

「半分だけね。」

「半分も本気なのか。」

「はい。」

疲れるやつだ。

「それでお願いですが、あの二人を譲ってもらえませんか?」

訂正、怖いやつだ。








あの二人ってたこ焼きと源です。

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