赤は赤
要塞内部は、NPCの赤竜軍団が支配する街になっていた。
デイリークエストは街の真ん中にある自販機にあった。
白の魂か黒の魂一個でアムリタが一瓶。
ファラリスの加護が無くなり異次元の瘴気が満ちた世界では、一日一回これを飲まねば死亡する。
試しに他の魂が付くものを入れてみる。
はじかれた。これも。・・・入った、2個で一本か・・
ラーフ洞窟ドロップの異次元の魂・・・アニーたちにも教えなければ・・
警報!!
”侵入者が転移して来ました”
転移ゲートの前には白い人影・・
付近に居た非戦闘NPCは距離をとった。
またあいつらか、うんざりするな。
「ここのNPCは生きているのか。・・おい!ここの代表は誰だ?」
そんなものいたっけか?
「話し合おうと言ってる!」
グレートソードなんてものを床に突き刺すなよ。穴が開くだろ。
にらみつけられたドワーフが
「おれはソロだから判らん。」
「俺もだ。」
「さっき指揮を取ってたやつがいるだろ。」
みんなこっちを向くなよ、めんどくせぇ。
「またおまえか、なぜわれわれの指示を無視した。赤に向かえと言っただろう。」
頭が痛くなってきたな。・・
「お前バカだろ。PK宣言とかしてきたのは誰だ?そのやつらになぜ指示を受けねばならんのだ?」
「お前こそ馬鹿だろう。共通の敵には共通の敵には協力しなければミッションが遂行できないだろう。」
マジ痛い。ポーションでも飲むか。
「それとなぜ指揮できた?会話は出来ないはずだろう。」
「野良PTだと身振りで意思疎通するのがふつうでね。会話は効果音で聞き逃すんだよ。
こんなときのために、それを徹底しといたってわけだ。」
「とにかくわれわれの指揮下には入らんとオールキル・・」
「されてるのはお前たちだ。後ろを見てみろよ。」
真後ろの一人は矢に貫かれて声も上げずに光となる。
あと後ろから袈裟懸けに切られるもの。
「おまえ、自分たちのネームがここでは真っ赤なのに気がつかなかったのか?」
俺の剣が後ろを見せて呆然としているやつの腰を薙いだ。




