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PK祭が始まります

明日からOβが始まるという朝、おれはいつものように一人で町を出た。

四方から静かな殺気が押し寄せる。

40人程度か、少ないな。

道を歩きながら、ほんの少し前の日々を思い出していた。

一番弱いモンスターにぼこられてたな・・おれ・・

あの時、自分は出来る、と言う自信さえあればたぶん・・・

ま、過ぎたことだ。

次のエリアに入るころには殺気は全て消えていた。

たった40人で中ボス以上のおれの部下119人相手ってどうよ、むなしすぎるな。

順調にLVを上げ町に戻り、宿の食堂で飯を食った。

酒場には入れないんだ、おれは年齢制限でひっかかるから・・むなしい・・

でっかい骨付き肉にかじりついていると、食堂のざわめきが急に途絶えた。

バンッ!ガシャッ!

テーブルのグラスが倒れた、最近ちょっとリアリティがありすぎ、ドンだけ凝って作ってんだ。

テーブルを殴りつけた白いプレートメイルの大男の開いた口に、床に落ちた骨付き肉をぶち込んでやった。

食べ物だからもしかして、・・セーフティゾーンでもこういった攻撃は通るようだ。

べんきょうになった。・・・べんきょうはあえてひらがな。

「たげものをたいせつにしないと、ままにしかられるぞ。」・・ひらがな


きちんとご馳走様をして、食堂を出ようとすると、白い装備の一団に取り囲まれた。

「今朝うちのメンバーをpkしたな?」

ちょっと考えておれは答えた。

「40人ほど襲ってきたんだがその中に居たかもしれんな。」

「40人だと!でたらめいうな!」

出て行こうとしたおれにさっきのプレート野郎が後ろから宣言した。

「クルセイダーズはたったいま、テンペスト騎士団に無差別PKを宣言する。」

無視して部屋を出ようとしたおれの肩を男の手がつかんだ。

「まて。」

次の瞬間赤い霧がたちこめ、6人分の消滅エフェクトがたった。

「ドアふきんはノーマルゾーンだぜ?きをつけろ。」・・かなだけです。

呆然としているプレート野郎の口にまた骨付き肉を押し込んでやった。

お!全部入った。すげえ。

おれが出て行っても、後10人ほどいた白い連中は何も言わなかった。


その夜0時、システムメッセージがはいった。

ただいまよりOβtがかいしされます。

フィールドは全てコンバットゾーンになります。

明日午前9時から天空要塞以外は全てコンバットゾーンになります。


はじまったか。





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