別れの日
「この男、便利だからそのまま使ってたけど、洗脳してしまったほうがいいみたいね。」
物騒なことをぶつぶつと呟きながら出て行こうとした静先生は、ドアを開けたところで崩れ落ちた。
どっこいしょっと。このおばさん以外と重たいな。
おれはおばさんを部屋の中まで引きずって、その左手にヒュプノスをつけた。
「舞、もうふつうにしてていいぜ。」
「終わった?」
「雑用は将軍の部下にさせた。後はこの二人の記憶の処理だけ、たこ焼きのほうはもう少しで終わる。」
「手伝う?」
「いやいい。・・・橘さんが来るまでには終わると思う。」
「橘さんなんて言うかしらね。」
「そうだな。」
二人は同時にため息をついた。
ゲームにログインしたおれは、ジョン・ドゥとマイ・マインに分かれ、ログアウトするときにそのまま別のからだに戻った。
舞の魂が独立してやっていけるまでに修復できたためだ。
舞の魂はもう10桁では抑えきれない強さを持つ。
それが、やつらの洗脳にかからなかった理由だ。
二人の心を処理しながら舞の胸を見て、ふと思った。
なるほど、ちいせぇな。
引いた鼻の先をとんでもない速度のパンチが通って行った。
口に出してしまったか。
「そのほうがいいって奴が一人いるんだからそれでいいじゃないか。」
舞は真っ赤になったが、2発目は来なかった。
進歩したんだぜ、おれ。
やっぱり間に合いませんでした。
でも自分で何とかしたみたいです。
次話で橘警視に説明があるみたいです。
やつの書き方が悪いのでおかしいところは感想で指摘してください。




