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激闘!悪魔対悪魔
痺れを切らしたのか、一匹の悪魔が、真ん中の悪魔に飛び掛る。
真ん中の悪魔、バフォメットであるおれは振り向きもせず、背後に生じさせた障壁でそれを吹き飛ばした。
目の前のバアルから黒い水流が押し寄せ、おれは羽根を広げて飛び上がりそれを避ける。
バアルの2撃目は飛び掛ってきた悪魔をぶち投げ、盾とする。
バアルが矛を持ち乱戦が始まった。
時間を追うごとに一匹また一匹と減って行く悪魔ではあるが、数が多い。・・
やがておれは少しづつ奥へ奥へと追い詰められていった。
「そこまで!」
男の声が響き渡ると、悪魔たちはまた円を描くようにおれを取り囲んだ。
「舞くん。これだけの数を相手にしてなお戦えるとは、やっぱり私の目に狂いは無かったよ。
充分遊んだろう、これで終わりだ。」
言い返そうとしたが声が出ない。
男が指を鳴らすと、取り囲んでいた悪魔たちが、影となって、男の影に吸い込まれていった。
「10桁の個人識別コードは検査中にコピーさせてもらったよ。
もう私の命令に逆らうことはできないさ。
今日は遅いから戻ってお休み、明日からが楽しみだね。」
ねっとりした男の視線を受けながら、おれは「はい。」と頷いた。
怖い話は真夜中に。
おれどうなる?
次は昼下がりが舞台とあいつが言っていたような・・




