生贄をやるからわしの命令を聞け
おれは、おれの体にもぐりこもうとしたそれを蹴り飛ばした。
魂だけで、蹴り飛ばしたと言うのは何なんだが、そう意識したら相手がすっ飛んだので、蹴り飛ばしたで間違いはない。
それはしばらく痙攣し、高速で引き上げていく。
それを追って細い通路を進むと開けた場所に出た。
初めて舞の中に入ったときのようだ。
真ん中にいる奴がおれに言った。
「生贄をやるからわしの命令を聞け。」
ほう、ふつうは自分の魂をとか言うもんだがな・・。
おれはなんとなく気分の問題でバフォメットの姿をとっている。
このリアリティを結構気に入ってたりして・・。
おれはだまってそいつの頭をわしづかみにした。
いきなりおびえ始めるそいつをおれの意思で黙らせ、記憶を走査する。
東条大将、幕僚本部総長・・・ね
かわいそうに、自分が洗脳されているのにも気が付かなかったのか。
おれはそいつにちょっと細工をしてからその世界を後にした。
おれが目を開けるとすぐ近くに真の顔があった。
「心配かけた。・・」
おれは真の首に手をまわして・・
念のために言っとくと百合も薔薇もきらいだからな、おれは。
モニターしていたタヌキが聞いてきた。
「何か分かりましたか?」
「ワイルドキャッツのメンバーに呼び出し信号を送ることだけはできた。どこかで生きていることは間違いない。亜紀を通して接続が可能だが返事がない。春海にも呼び出しはかけた。」
「そうなんですか、一時春海が覚醒しまして・・すぐ元に戻ったのですが・・静先生と相談してみます。」
たこ焼きマン1号も
「こちらでは何も分かりませんでした、引き続き調査します。」
「お疲れ様、よろしくお願いします。」
その夜寝ていたおれは彼らの訪問を受けた。
なぜ本当のことを言わないんですかねぇ
気になりますねぇ
なにがきたんですかねぇ
こういうのは、やっぱ夜に続きが来るんですかねぇ




