もしかしたら、もしかするかもしんない
どんなひとか分からんけど、お気に入り登録してくれた人がいる。
だからおれまだ生きている。
よぅ、また見てくれてるんだな。ありがとうよ。
おれまだ生きてる。
おれのいる世界が、ゲームの世界だってのはすぐ理解できた。
ならば生き残るためにはLVを上げねばならない。常識だろ?
そこで困った。何をすればいいんだ?何からすればいいんだ?
チュートリアルは?と聞いてくれるな。
通行人役とか、舞台でおどってる役とかしているうちにスタートに立ってしまったんだ。
だからおれにもそんなものはない。どやっ!すごかろう。
とにかく町から出て、近くにいる一番弱そうな、うさぎみたいなモンスターを殴った。
死に戻りした。はぁはぁはぁ。・・すぐ回復!HP全快!!LV1だからな。
しゃ~ないからNPCに聞いたり、ほかのPCが立ち話をしているのを盗み聞きして情報を集めた。
なんでも最初に祭壇で加護を受けたらいいらしい。
この近くにも祭壇がひとつあって土の加護を受けることができるらしい。
・・・
じゃじゃーん、【土の加護】げっと~。
LV2になりました。やっほ~。
そんでもって町から出て、近くにいる一番弱そうな、うさぎみたいなモンスターを殴った。
死に戻りした。はぁはぁはぁ。・・すぐ回復!HP全快!!LV2だからな。
作者が空腹度について、設定しなかったのは救いだ。なんにも食べるもんがないからな。
夜が来て、朝になった。おれ土の祭壇のところでぼへぇ~としてた。
なにげなくもう一回お祈りしたら。
じゃじゃーん、【土の二重加護】げっと~。
LV3になりました。やっほ~。
そんでもって町から出て、近くにいる一番弱そうな、うさぎみたいなモンスターを殴った。
死に戻りした。はぁはぁはぁ。・・すぐ回復!HP全快!!LV3だからな。
そこでもうだめかとほんと思いかけたんだよ、でもね・・
最初に落とされて這い上がるのがテンプレなんさ。おれもしかしたら最強になれるかもしんない。
今回ちょっとチートが来たかもしれん。
次こそつぇ~がちょこっとできるかもしれん。
泣くな!おれ。