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おもわずもらしてしまいました

「マイさんと、アニーさんですよね?全くゲームと同じなのでびっくりしました。」

声をかけてきたのは白衣を着た女医さん。

ぱっと見た目にクールビューティがぴったり当てはまるけれど、微笑むとすごくまなざしがあったかくなる。

「早田亜紀さんの担当で、源 静(みなもとしずか)と申します。草の実党の義経でINしています。」

「アニー フレアです。」

有名人の真はいつもの偽名を名乗る。

もちろんこの名乗りでもあの一戦以来かなりの有名人になってしまったのだが。

「結城舞です。マイ・マインをPLAYしてます。」

らん丸がぴくっと震えたので、さらにつづけた。

「それから、ジョン・ドゥもおれがやってます。」

いつもの口調で自己紹介をするとらん丸はおとなしくなったが、静さんの目はまん丸になった。

らん丸はヒュプノスが使えないみたいだし、ま、しゃ~ないやね。

アニーに眼でごめんと謝ると、仕方がないという感じでうなづいてくれた。

「あのマスクをつけて戦ったのも?」

「おれなんです。」

おれの中の舞の魂がおれの顔を真っ赤に染めた。

そのとき、おれの胸でらん丸がぼそっとつぶやいた。

「マスター、おしっこってどうやってすればいいんでしょう。しなければって思うんですが、どうやっていいのかわからなくて・・」

たいへんだ!

おもわず真に言ってしまった。

「これトイレに連れて行ってくる。真、説明よろしく。」あちゃ~

「えっ真?」

びっくりする静さんとやれやれと首を振る真を置いて、おれはらん丸をトイレに連れて行った。


トイレで人騒動やってもどってくると、メモを取りながら質問する静さんに、真がまだ答えているところだった。

「ごめん。」

「しかたがない。この際、舞ちゃんも一緒に見てくれるように頼んでるところだ。」

らん丸がどうしてもおれから離れないので、その晩は病室のベッドで二人で寝た。


あとのなんだかんだの手配や、各方面への連絡は全て真がやってくれた。


すまん、真。借りは返す。そしてありがとう。

つい漏らしちゃったのは、秘密です。

これも二通りに取れますね。

日本語って面白い。

まだつづくよ。

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