らん丸特攻、マスター武器をお借りします。
「まず聞きたいことがある。早田亜紀さんはなぜ自殺しようとしたんだ。」
立花が質問の口火を切った。
「兄さんらしいですね、まず自分の仕事ですか?僕のことは聞いてくれないんですね。・・まぁいいです。」
へらへら笑いながら答えてくる。
「ちょっと別の体に行ってましてね、支配が緩んだ隙にナイフで自分をさしたんですよ。馬鹿ですよねそんなことでは死ねないのに、・・罰として記憶を全部消してやりましたよ。不必要ですしもうさからえません。僕が戻らないと植物状態になってもう死んだのと同じです。」
「おまえ・・なんてことを・・」
「そんなことをしていいと思ってるの!」
雪が叫んだ。
「雪ちゃんそこにも居るじゃないか。偽者が。」
マイのほうを指差した。シンがぴくっと反応する。
「そして笑っちゃうのがどっかの幽霊とニコイチだって。」
おれを指差した。
「舞ちゃん、あんなやつらは殺してあげる。」
シンたちを指差した。
「そのくっついているやつも消してあげる。」
おれのほうを指差した。
「舞ちゃん僕と一緒になろう。一番強く慣れるんだ。最強だよ?雪ちゃんもあとで遊んであげるからね。」
眼に見えない何かがパックを中心に吹き上がる。
身体が全く動かない。
全員同じみたいだ。
圧力がさらに強まる。
チリリリリン
その時、鈴の音とともにおれの腰が軽くなり、
おれの剣を振りかぶったらん丸がパックに飛び掛った。
らん丸はもと従卒から進化させた
小姓でおれのサポートNPCだ。
今もお茶を配ったりしていたが、おれもその存在を全く失念していた。
そのらん丸が動けないおれに代わって、自分が扱える最強の武器であるおれの月の聖剣で切りかかるが、パックから1mくらいの位置で見えない壁に阻まれたように動きを止める。
「雑魚の眷属の癖になめやがって!」
パックから今度は見える黒い嵐がらん丸に吹き付ける。
チリ~~~~ン
今何が起こったんだ?一瞬銀の光が視界を埋めたかと思うと、パックもらん丸も居なくなった床におれの剣のみが
落ちていた。
らん丸初めてまともに登場できたのに・・・
次回、らん丸が・・・(TOT)




