おれが指揮する、もんくねぇよな
オンラインゲームで何が一番って集団戦の指揮がおもしろい。
やっかいごとがいっぱいだけどな。
「全員、消耗品チェック。」・・・「装備破損度チェック。」
「後方支援PT位置に付きました。」・・「誘導PT騎乗終わり。」
「遅れました、空きありますか?」
今日が、Cβ1の最終日だ、おれは軍団編成で忙しい。
このレギオンにはおれの血盟500名を核として、5000名のβテスターのほぼ全てが参加している。
なぜ、ほぼ全てか?だ。
これは単純に数の暴力とでも言ったほうがいいか。
ドロップの出し合いで、個人はPTに勝てない。若干例外はいるけどな。
PTではレギオンに勝てない。
おれたちのクランが最終イベントでレギオン戦を行うことを知った友好クランが合流を申し入れてきた。
またメンバーがそれぞれフレを呼んで来た。
他の大手や中小も・・・
ついでにソロの人たちも・・大六何チャラも入れてやったら、涙を流して・・よろこんでいた?
ブレイブのワイルドキャッツはダンジョン篭りで確実にボスドロップを時間いっぱいまで粘るらしい。
そんな奴以外は全部纏めた。・・すごかろう。
作戦は防衛線を押し上げて行っての殲滅戦。数が多いと単純な作戦のほうがいいからな。
あとでもめる元になる分配方法は、レア以上がくじ引き分配、それ未満は取り放題。
くじ引きシステムはおれがたぬきに掛け合って実装してもらった。
出た!即、抽選!!当たり!!!イベントリイに直行!!!!おめ!!!!!ってなぐあいだ。
抽選に参加するのはレジェンド以上とかレア以上ならば自分で制限を掛ける事ができる。
Cβ2に持ち出せる数は決まっているんだけど、これまでドロップ運のない人もいるしな。
平原に突如巨大な魔方陣が現れる。
『緊急警報スレイプニル平原に強力な魔族反応を確認しました。』
「「「「「「「「「「うぉ~~~~~~」」」」」」」」」」
最終イベントが始まった。
次々と、魔方陣から飛び出すモンスター
盾を構える戦士たちの間からおれ達騎馬隊が飛び出し、遠距離範囲魔法をモンスターの群れにぶち込みながらターンそのまま平原のあちこちに仕掛けておいたトラップに誘導してダメージを与えつつ盾の隙間にもぐりこむ。
そこで下馬してターン。
『逝くぜぇ!』
『おおおおおぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!!!!!!!!』
踏ん張る盾の後ろからありったけの遠距離を打ち込む。
『目標!弓優先次魔法!』
『おおおおおぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!!!!!!!!』
遠距離魔法職はモンスターの弓に弱い。先につぶすべきだ。
前線の戦士たちは巨大な両手もちの盾を装備し、攻撃に加わらずただ耐えるのみ。
魔法弓のアタッカーはヘイトを全く気にせず全力でのぶちかまし。
2門だけだが砲撃も加わる・・・
ノックバックで吹っ飛ばされた戦士の穴にはすぐに弓から立てに持ち替えた2列目の戦士が入る。
遠距離モンスターをあらまし掃除して、
『着剣!前進!ヒール用意!』
両手盾からそれぞれの得物に持ち替えた戦士たちが攻撃に加わりラインを押し上げる。
足元ではドロップ回収ペットが走り回る。
「こちら第8ポイント、アイスドラゴン、水大、通過。」
死兵偵察員からの報告・・ゲームだからありえる偵察、定点でHPOつまり死亡状態になっても帰還せずその場で監視。
『対水B、第5に移動』『遊撃1・3補助』
『水B了解』『遊1了解』『遊3OK』・・『『『完了』』』
『引き込み開始します』
水Bのリーダーが戦列から飛び出て、アイスドラゴンのターゲットを取ると、そのままラインの内側に引き込む。
『アタック』・・水Bのリーダーは中堅クラン”大日本土木団”のマスター”タナカ大統領”
名前と性格は変でも、武器がつるはし防具が腹巻ステテコ黄色ヘルメットでも、うでは確かで、いい人ランキングNo1。
『完了、元の位置へ!』
ポリゴンとなって消えるアイスドラゴン
何匹かのボスを屠りつつ召還の魔方陣の見えるところまで前進したときに・・・
次回Cβ1最終日後半
果たしてCβ2へ生き残れるのか




