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白鳥の湖畔にて...後編

遅れました!!!

この日、世界に新しい命が生まれました。

「はぁ...はぁ...」

私は汗だくになって意識が朦朧としていた。



私を命と引き換えに産んでくれたお母さん...。

その大好きなお母さんに伝えたい。

「私...産んだよ。

幸せな顔をした赤ちゃんを...」

隣ではレオが赤ちゃんを暖かい毛布に包み、私の隣に寝かせていた。

「レオ...」

「どうした?」

「ありがとう。」

「いやいや。」

レオは微笑むと赤ちゃんを私に抱かせる。

「可愛い女の子だよ。」

「綺麗...」

赤ちゃんの顔は本当に女神のよう。



「しばらく休んで体力が戻ったら進もう。

久しぶりに町でスープでも食べたいからね。」

「えぇ。」



直後、悲劇は起きた。


突然、大きな影が現れ赤ちゃんを包んだ。

「!!!!!」

「なっ!?」

その時...声が聞こえた。


「なかなかよい子供だ...。

この子供には闇に来てもらおう。

時の紡ぎクロノスとしてな...」


そして、影は消えた。

赤ちゃんとともに...。



「い.....いやああああああああ!!!!」

私は叫んだ。


そして泣いた。

苦労して産んだ赤ちゃんを失った悲しみは私には余りにも耐えられなかった...。


「返せ!

俺たちの子供を返せ!!!」

レオは力の限り叫ぶ。

しかし、森は虚しくざわめいた...。




フローラ:「私の...赤ちゃんが...」

レオ:「くそっ!!!」

フローラ:「レオ、クロノスって何?」

レオ:「時の紡ぎ手だ。

世界中の時を進める神様のようなものだ。」

フローラ:「...取り返しましょう!

レオ!

私たちの子供を!」

レオ:「当たり前だ。

このまま終わる俺たちではないからな!」

フローラ:「(待っていてね...すぐに助けに行くから!!!)」

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