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急展開でもたまには主人公は置いていかれる

 


「ーーーと、いう訳です」


「それで昨日の夜は騒がしかったのか」


 ユースと勇者たちは早めの朝食を食べていた。


「私たちは東区を担当しましたが、物凄い魔物の量でしたね。他の区では魔族が出現して、特に冒険者が多かった北区では甚大な被害が出たそうです」


『その時ご主人様、ぐっすり寝てましたね〜』


「それはお前もだろ!」


 隣で()()入りシチューを食べていたペルは、呑気そうに寛いでいた。


「てか、それ鳥肉じゃあ……」


『………ご主人様』


「なんだ?」


 ペルはシチューをもう一口豪快に食べてから言った。


『…自分の出汁を飲んだ事があるのに、今更同族の肉程度では躊躇なんてないですよ』


 何か達観した顔で何処か遠くを見るペルに対して、


「そりゃそうか」


 ユースは納得した顔で頷いた。


『冷たい!女将さん!シチューお代わり!』


「あいよ!」


 どこまでもマイペースな2人?を、何となく話の内容を察した勇者達はお互い見合わせて、静かに朝食を摂り始めた。


 ほぼほぼ徹夜状態の勇者達に、変わり者過ぎる2人を突っ込む気力は少し足りなかったみたいだ。













「ーーー報告は以上になります」


「「「…………」」」


 場所は打って変わって、臨時司令部にてそれぞれの地区のリーダーと、司令官達は話の厄介さに重々しい雰囲気を放っていた。


「魔族が3体、しかも全個体が上位魔族の可能性が高いとは……」


 上位魔族はA級相当の強さを誇っている。現状討伐出来るものは、クルス王国第四騎士団、勇者パーティーしかいない。


「しかも、相手の二人は特級危険魔族ヴァローガと、ナーサとは……」


 特級危険魔族は上位魔族の中でも、抜きん出て化け物の事を指し示している。最上位魔族よりは弱いものの、その特殊且つ厄介なスキルを持ち合わ、しかも性格が危険であるため国際的に指名手配される存在だ。


「つまり、ファル・レリナ様と、勇者の方々が相手しなければならないと……」


「ですが、これでは相手の攻撃を受けてから対応しなければなりません。下手に主力の方を分散させては、悪戯に被害を広げてしまいます」


「しかし、逆に守らなければーーー」


 臨時の総司令となっているファル・レリナは、中々いい案が出ず、空気が悪くなってきた会議を一時中断した。


(4箇所以外から攻めて来る可能性はあるが、現在厳重体制を敷かせている。相手の特性を考えると発見されずに突破は不可能だろう。しかし、例え4箇所になった所でそもそもの主力が3つしかない。配置しなければ戦線が崩れ、配置しても、主力以外の所にから攻めて来る可能性もある………、あと一つ、あと一つでいい、相手を倒せる存在がいれば……)


 結局、解決策が出ないまま時間は過ぎていった。















 参考です。


《魔物指定ランク》

G級・一般人でも簡単に討伐可能

F級・一般人でも装備を準備すれば討伐可能

E級・F級の条件を満し、複数人で討伐可能

D級・訓練を受けた戦士で簡単に討伐可能

C級・訓練を受けた戦士複数人で討伐可能

B級・街を半壊させる力を持つ

A級・国を滅亡危機に瀕させる力を持つ

S級・複数の国々を一週間で壊滅する力がある

EX級・世界を揺るがす力を持つ



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