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防衛戦


 いつも居酒屋からの笑い声が響く街の中は、既に悲鳴と守護兵と冒険者達の各リーダーの指揮を飛ばす叫び声が響いていた。


「兵長!西区から魔物の少数の侵入が確認されました!」


「兵を二層に分けて対処しろ!次!」


「東区に勇者の方々が到着されました!」


「よし!東区は兵を減らして他の区に送れ!次!」


「冒険者ギルドが指示を現在待っています!」


「わかった!上級ランクは東区以外に均等に送れと要請しろ!他のランクは北と南に行けと要請だ!」


 街中央で即座に設置された司令部では、伝達兵が忙しなく行き来しており、街で最上位の指揮官達は情報を聴き、指示をしていた。


「これ以上面倒事を起こさないでくれよ」


 ある指令官の声は喧騒の中に消えていったーーー





「ガンナ!交代!」


「おうよ!」


「ロゼッタ!支援する!」


「ん、たすかる」


「おらぁあ!!」


「クレルは少し下がれ!」


「お?了解!」


「皆さん『聖域』発動出来ます!」


 勇者パーティーは魔物の襲撃をすぐに察知して、近くだった東区の門の目の前を守っていた。


「メレル!相手の強さは?!」


「大丈夫だ!今の私達なら一人でも複数体は安全に倒せる!守りながら殲滅するぞ!」


「「「おう!!」」」


 メレルが持つ()()()()『選眼』という勇者固有のスキルにより、相手の力量を測ることができた。


 これは特に攻撃能力はないが、生存能力についてはトップに入る魔眼である。


 選眼は敵に生存して勝てるかどうかを判断できる。そのため、もし相手の力量が分からない場合は途轍もないほど差がある。


 これにより、即座に撤退の判断を下す事が出来る為、このスキルにより、今まで勇者達は生き延びてきた。


「相手は魔王軍の可能性が高い。いつ魔族が出ても動けるように準備をしておけ!」


(森の中で魔族を一人排除してはいるが、あの森に一人だけは恐らくありえない。つまり、まだ複数体いると考えた方がいいだろう)


 このメレルの予想は見事的中していた。魔族は丁度()()この魔物の群れの中に隠れていた。


 しかし、それは最悪の状態で露見していく。



 それは東区を除く、西()()()()()()に同時に魔族が出現した。




 ーーーメレル達が気付き、到着まで残り30分ーーー






 小説内の説明で分からないことは感想でお伝えくださると、後書きに説明を書きますので、ご遠慮なく御感想を下さい。

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