長く連れたペットは呑気になる
「あぁ〜、何か面白いことないかなぁ〜」
ある森の中に1人の男が切り株の上に座っていた。
『さっきもご主人そんなこと言ってましたよ〜』
そしてその男の側には人と同じくらいのヒヨコ、毛玉のような鳥が座っていた。
「だってさ、この森に迷い込んだもう5年も経ってるんだぞ?お前は元々ここ出身だからいいだろうけど、こっちは早く文化人の生活がしたいんだよ」
そう、男、ピナ・ユース(以下ユースと呼ぶ)はネルの家を旅だったが、旅立つ際に酒を飲み過ぎてしまい、村へと進んだ筈が真逆の森の奥地に入り込んでしまった。
『もう5年も経つんですね〜、私がヒナだった頃に助けてもらったことは今でも思い出しますね〜』
遭難して五時間後、男が酔いから覚めた後、偶然でかい卵が目の前にあったので食べようと思い近づくと、家程の大きさのデカ蛇が卵を丸呑みしようとしていた。
ついでに蛇も食べようと輪切りに切り刻み、卵をどう調理しようかと考えていた時、現在の毛玉ヒヨコが産まれたのだ。
愛らしい見た目をしていたのでユースが『ペル』と名付け現在までペットとして飼っている。
「流石にデカかったとはいえ、ヒナを食べるのは罪悪感があったからなぁ〜」
『その時のご主人は冴えてますね!こんな可愛いペットを飼えてるんですから!!』
「………街に行きたいなぁ〜」
『………その前にこの周りを片付けないと〜』
若干ナルシストの毛玉の言う通り、ユースの周りには十数体のオーガが首だけを綺麗に刎ねられていた。その際の副産物が、今ユースの座っている切り株だ。
「それは後で滅却するからいいとして、本当、なんでこの森から出られないんだ?」
『ん〜、なんででしょうね!』
「ま、幸い長寿な種族だし、まだゆっくりと探すか」
『そうですね〜』
そんな呑気なことを言いながら、ユースはペットであるペルと共に燃えにくいオーガのツノ以外を燃やして簡易小屋に帰って行った。
このツノが大事な分岐点となるとはつゆほども一人と一匹は考えていなかっただろう。
伏線貼りたくて、時間かけ過ぎました。
すみません(思い浮かばなかった)




