おまえたちの夜 #1
準備をして配信開始をクリックする。すると視聴予約を入れていた人を含めて150人前後の人がアクセスしてきた。そしてそれは少しずつ増えていっていた。
「もう150人近くいますよ~!皆さんこんにちは~!」
画面上の虚空さんが手を振って視聴者に挨拶をした。
新帝国ニッポンポン「虚空さんのゲーム配信と聞いて」
月曜日「来ちゃった・・・」
由梨「初見!配管工ブラザーズはアーカイブ配信で見たよー!」
突剣階級「今日はなんだろ?」
俺の慈愛はマリアナ海溝より深い「こんにちは」
視聴者がいる分、挨拶をしてくれる人も多い。パソコンの前の空は嬉しそうだ。
彰人はそれを穏やかな目で見ていた。
「今日のゲームはこれです!ADVです!」
そう言ってカメラを切り替えてパソコンデスクの上にあるスーパー家庭的機械とソフトを視聴者に見せる。
だいだい「おまえたちの夜じゃねーか」
マジレスくん「おまえたちの夜はサウンドノベルです」
マッソ「どうでもいい指摘www」
二階堂紅しょうが「ノベルゲームw虚空たんスレ見てるだろw」
「虚空たんスレ・・・?はわかりませんが、今日はコメントをちゃんと見ながらゲームします!この前は見れなかったので!ただ一つお願いがあります」
ダイソン「お願いがあるらしいぞ!」
わからせおじさん「なんでも言ってね☆」
ステルス忍者「わからせおじさんはメスガキの相手をどうぞ」
鯵さんま「www」
「それはこのゲームのネタバレをしないで欲しいんです。私も初見ですし、初めて見る人もいると思います。なのでネタバレコメを控えてほしいんです」
病んでるとグレてる「あー・・・まぁそうなるわな」
バレル「みんなで空気読むしかないお」
イッチ「空気読み とか別ゲーじゃんwww」
そう。ネタバレを防ぐには”みんなで空気を読む”しか方法はない。
ぶっちゃけてしまえば視聴者の良心に委ねるしかないのだ。
すると3人がほぼ同時にコメントを書き込んできた。
MASSHU「こんにちは~^^」
☆おるてが☆「†ガイア†に呼ばれたんだが」
†ガイア†「俺たちは人呼んで黒い三年生(大学)」
今日の空にはきちんとコメントに対応するよう話をしてある。
黒い三年生と聞いてすぐあのアニメのシーンが思いつくが・・・
「じゃあ皆さん、同級生なんですね!」
空はほとんどアニメを見ないし、そもそも空が生まれる前の作品だ。
ポッポ時計「違う、そうじゃない」
二階堂紅しょうが「突っ込むべきはそこじゃないだろwww」
クソ汁「虚空さんピュアオブピュアかよ」
病んでるとグレてる「いくら有名なロボットアニメだからって誰にでも通じると思うなよ!」
大正義「○| ̄|_<俺を踏み台にしたァ?!」
彰人はnyちゃんねるの流れだなぁと思いつつ、黒い三年生のコメントを待った。
†ガイア†「俺とMASSHUと☆おるてが☆でジェットストリームコメ流しをかける。とりあえず虚空さんと初見さんにネタバレしなければいいだろう。みんなも協力してくれないか?」
並盛「それはいいんだけど、その名前なんとかなんねぇ?w」
鯵さんま「ガノタはだいたい赤くて3倍だから」
そうしているうちに一つのコメントが書き込まれる。それはおまえたちの夜のネタバレである犯人の名前が書き込まれていた。
チャップリン「犯人は〇〇」
その時、†ガイア†、MASSHU、☆おるてが☆の3人が先陣を切り、ものすごい速さでそのコメントに反応した。その速さおよそ0.5秒。ワザマエである。
†ガイア†「ああああああああ」
MASHU「いいいいいいいいいい」
☆おるてが☆「ううううううううう」
だいだい「おおおおおおおおおおおお」
バレル「(´・ω・`)」
ポッポ時計「えええええええええええええ」
クソ汁「支援」
マッソ「ネタバレすんなよ」
並盛「しょうがねぇ」
数行しか表示されていない虚空さんのメッセージログが単語で埋まる。
あっという間の出来事だった。虚空さんは「?」という表情をしていた。
「えーっと?」
†ガイア†「虚空さん、過去に囚われるなよ」
☆おるてが☆「要約:過去ログを参照するなってこと」
空は彰人の方を見る。彰人は微笑んでいた。
スマホにメモを記し、空に見せた。
”ネタバレは大丈夫だと思う。みんないい人かも”
それを確認した空は嬉しそうに言った。
「わかりました!現在を生きます!」
二階堂紅しょうが「私は・・・生きる!」
ステルス忍者「いやwwwいいんだけどさwww」
戦慄の旋律「やっぱ虚空たん大型新人だわ」
そう言ってゲーム機の電源を入れる。するとおまえたちの夜の画面が映った。そしてオープニングタイトルが出る。
このゲームにはある特徴がある。それは・・・
鬼ムシャムシャ「BGMが怖い!」
たっちゃんパパ「あーこんなんだったなぁ」
病んでるとグレてる「ここで懐かしむ奴、歳がバレるぞw」
『おまえたちの夜』とは、大学生の智が、ガールフレンドの里奈にスキー旅行に誘われ、彼女の叔父のペンションで滞在するところから物語が始まるサウンドノベルゲームだ。
二階堂紅しょうが「虚空さんの推理力が試されるぞ」
ステルス忍者「見た目はLive 2D!中身は現役JK!・・・その名は名探偵コクウ!」
新帝国ニッポンポン「ブゥビィ!ブゥビィ!ネクストコクウズヒーント!「消火器」」
だいだい「今も放送終わりのヒントあんの?w」
並盛「消火器ありそうw」
ジャイマン「ペンションだから備え付けてあるだろ」
あんだーそん「そういう問題じゃねーよwww」
空は消火器のことがなんとなく気になりつつ、ストーリーを進めることにした。




