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友達登録 #2

彰人はホッと胸をなでおろした。虚空さんは無事ワールド1をクリアすることができたのだ。


虚空さんのアバターがはしゃいでいる様子が映る。


「これでクリアですか?!やりました!」


二階堂紅しょうが「おめでとう!」


ステルス忍者「おめwww」


病んでるとグレてる「クリアできると思わなかったw」


暖かいコメントを確認し、嬉しそうにはにかむ虚空さん。彼女は先ほどの疑問をぶつけてみた。


「さっきの炎って、このカァッパの吐いた炎だったんですね!炎の持続力すごいですね!」


鯵さんま「炎の持続力wwwwww」


だいだい「最後の最後で腹筋死んだwww」


クソ汁「ゲームにそういうリアルは要らないんだよw」


そうして喜んでいる彼女に無情なコメントが贈られる。


転落ガードマン「い き な りですが!これをあと7回繰り返すんです!」


それを見た虚空さんは呆然とした表情となり


「へ?これを7回・・・?」


マジレスくん「1ワールド4ステージを何度もクリアしていくんだ。難易度も上がってくよ」


「・・・」


それを聞いた虚空さんの表情が明らかに曇っていく。その様子を見て視聴者が沸いた。


病んでるとグレてる「これがレトロゲームの洗礼だよなw」


たっちゃんパパ「まぁワールド1クリアできたし、これで終了でいいんじゃない?」


ごまだれ「もう40分経っておりますwww」


どうしたらいいか迷っていたところに彰人がスマホのメモ画面を見せる。


”今日はこれで終了にしよう。あいさつして”


空は彰人が来たことに嬉しさを隠しきれなかった。


「あっ!はい!」


戦慄の旋律「アッハイ」


栗鈴「誰かいるな?」


カエル軍曹「花ちゃんだけじゃなく虚空さんにまで男が・・・」


鯵さんま「つーかイルポンだけ名前呼ばれたよな?」


俺の慈愛はマリアナ海溝より深い「俺も名前で呼んでほしい」


ステルス忍者「なら改名しろwww」


空はコメントを確認しつつ、配信終了の流れを作る。


「えっと・・・無事に配管工ブラザーズをクリアすることができました!皆さんのおかげです!ありがとうございました!また良ければ見てください~。それでは!」


たっちゃんパパ「※注意※ワールド1だけです」


病んでるとグレてる「全クリしたような言い方www」


二階堂紅しょうが「意外と面白かったw」


バレン「おつかれ~」


そうして終了の挨拶をしてくれる人を考慮し、少し時間を置いてから配信を終了した。




そしてぐったりと疲れた様子で彰人に向き直る。それを見て彰人は微笑みながら言った。


「お疲れ様。誰もが見たことのない初見プレイになってたと思うよ」


そばに彰人がいることが嬉しかった。それでもすねたように言う。


「彰人は全然私のことを助けてくれませんでした・・・ひどいです」


その様子を見てやれやれといった感じで言った。


「俺がいることがばれたら虚空さんの配信は終わってしまうんだ。そこは我慢して」


「そうですけど~」


時刻は19時になろうとしていた。そろそろ帰ろうと支度を始める。すると空が言った。


「お夕飯食べていってください。彰人の分もありますから」


「えっ、でもいいの?」


一人暮らしだし、その申し出は嬉しいがそこまでお世話になっていいのだろうかと聞き返す。


「お母さんが彰人に食べてほしいって腕によりをかけて作ったんです!食べていってください!」


「それなら・・・お言葉に甘えて」


せっかく用意してくれたのなら断るのも悪いと思った。それにみなもさんの手料理を食べてみたい。


「はい!ちょっとお母さんに言ってきますね!ここで待っててください!」


そう言って空は1階へ駆けていった。


最終的に100人に近いくらいの人が接続していた。今まで一桁しかいなかったことを考えればだいぶ前進しただろう。これをきっかけにしてリピーターを増やすにはどうしたらいいか考えていた。


すると彰人のスマホがLINEの新着メッセージを知らせる。彩香かな?と思って画面を確認した。すると・・・


”朧月が友達になりました”というメッセージが表示されていた。LINEはIDがわかれば検索から友達登録ができる。彰人のスマホは親名義で登録されていた。一人暮らしをする際に”必ず連絡が取れるように”という親の強い意向から持たされたものだ。もちろん年齢認証も通してある。誰かが自分の電話番号かIDで登録したのか?と思っていた。


朧月「こんにちは」


朧月「急にごめんね」


朧月「どうしても言っておきたいことがあって連絡したよ」


そのメッセージを読んで違和感を覚える。こんな口調でしゃべる友達はいないはずだ。そして画面をスクロールすると・・・


朧月「おまえをみているぞ」


そのメッセージとともに写真が2枚添付されていた。


「・・・っ!」


彰人は背筋が凍るような、これまで体験したことないような恐怖を感じた。




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