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幼なじみが殺された後、女の子達と仲良くなったけど、この中に幼なじみを殺した犯人がいる!?  作者:


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21.二週目の日常

その場のライブ感で書いているのでミスや疑問などあったら気軽にコメントください。

あとタイトル変えたらPVちょっと増えたのでこのままいくと思います。

 「遥斗~、なにやってんの、学校遅れちゃうでしょ!!」


 俺の目の前に立っていたのは学校で殺されたはずの佐藤朱里だった。俺はその姿を見て立ち尽くしてしまう。


 「ってまだパジャマじゃん!!早く着替えて来なよ!!」


 立ち尽くして動けない俺の姿を見て朱里が呆れている。その姿を何時も見ていた朱里の姿そのままだった。


 「あ、ああ、急いで着替えて来るよ」


 俺は何が起きているのかまだ分からないが彼女の言う通りに自分の部屋まで戻った。俺は制服に着替えながら考えている。どういう事だ。何故朱里が生きている。確かに九月二日に学校であんな事があって彼女は殺されていたはずだ。


 「待て、朱里が殺されたのは九月二日……、てことは朱里が殺される前日に戻って来たっていうのか」


 映画やアニメでタイムリープというのは聞いたことがある。確か自分の意識を持ったまま時空を移動する事だったか。もしくは俺が持っている記憶が夢や空想で現実は九月一日であるという可能性だ。いや、彼女が殺された光景や今までの事はあまりにリアリティがあった。まるで訳が分からず熟考してしまう。


 「遥斗~、着替えに何時までかかってるの!!本当に遅刻しちゃうよ」


 玄関の方から朱里が叫んでいるのが聞こえる。取り合えず学校に遅れないように急いで着替えを済ましてしまわねば。俺は慌てて着替えて走って鞄を持って玄関まで走った。


 

 「遥斗が寝坊なんて珍しいね」


 学校へ向かうために小走りしながら朱里は俺に話しかける。


 「…あ、ああ、ちょっと嫌な夢を見てね」


 「ふ~ん、嫌な夢って?」


 「はは、不審者に追われる夢かな」


 まさかお前が死んだ夢などとは言えないので適当に誤魔化す。俺はモヤモヤしたまま考えながらも走った。しばらく走ると俺らが通っている関堂学園の校門が見えてきた。


 「いや~、もう大丈夫そうだね」


 俺は携帯を見ると九時二十分と書いてある。小走りする必要も無かったな。前を見ると三波さんが前を歩いているのが見えた。


 「あ、三波さん、おはよう」


 俺は三波さんの横まで早歩きで近付いて声をかけた。


 「えっ、あ、杉下君、お、おはよう」


 三波さんは慌てた様子で俺を見ている。何時も元気な三波さんなのにどうしたのだろうか。俺が挨拶をすると元気よく返事していると思っていたのに。


 「ご、ごめんね。杉下君から話しかけるなんて珍しいと思ったから……」


 腕をぱたぱたさせて慌てている。どういう事だ。俺から話しかけるのは多くないとはいえ話すようになってからはそんな事もあったはずなのに。


 「は、遥斗、あんた三波さんと仲良かったっけ?」


 後ろから歩いてきた朱里が不思議そうな顔をしながら話しかけてきた。そうか、朱里が死ぬまえの話ってことはまだ三波さんと仲良くなる前の話なのか。全く話したことがないわけではなかったがわざわざ用もないのに話しかけるような仲ではなかったのだ。


 「あっ、佐藤さんおはよう」


 「あ、おはよう」


 三波さんと朱里が挨拶を交わしている。がやはりそこまで仲良くないのか何となくぎこちなさを感じる。


 

 その後、クラスについた俺達。予想はしていたが俺達が授業を受けるのは俺の記憶にある殺人事件のあった教室だった。幸い以前座っていた席の場所は何となく覚えていた。俺は席に着くと外を眺めながらぼっーとする。しばらくすると教壇の方から声がする。


 「おーい、お前ら席につけ~」


 その声を聴いた瞬間、監禁された事が蘇り前を向くと二条先生が立っていた。クラスメイトはみんなゾロゾロと自分の席に戻っていく。


 「よ~し、みんな席に着いたな、じゃあ日直号令して」


 「起立、礼、着席」


 日直の生徒が早いペースで起立から着席させる。


 「じゃあ朝礼するぞ~」


 二条先生が朝礼をする間、俺は二条先生から目をさらさず見つめていた。いや、傍目から見たら睨んでいるように見えたことだろう。俺が気付いた時には朝礼が終わって先生は教壇から離れていた。


 「遥斗どうしたの?」


 教壇の方を見つめ続ける俺を心配してか朱里が俺に話しかける。


 「あ、い、いや、何でもないよ」


 「ふ~ん、まあいいけど、そういえばあんた寝坊してたけど今日の授業の予習とかやってるの?」

 

 朱里と俺が話している間、朱里の後ろから加藤さんがプリントを持って待っている。そういえば、あの日、加藤さんが俺に進路希望調査表を持ってきてくれたんだっけ。


 「あ、加藤さん、それ進路希望調査表?」


 俺は立ち上がり加藤さんの元へプリントを貰いに行く。


 「あっ、う、うん」


 「わざわざ、持ってきてくれてありがとうね」


 「そ、そんな大したことじゃないから」


 加藤さんは顔を真っ赤にしながら自分の席にまで戻って行った。そんな様子を見ていた朱里が細い目で俺を見ながらこう言った。


 「あんた、いつの間に女子と普通に話すようになってるの」

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