忍び寄る魔の手「炭素税」
不真面目な内容です。
真面目な人は読んではいけません。
大した事は書いていないので、スルーして頂けると助かります。
♪意味は無いけれど、ムシャクシャしたから、無料スプーンを有料にする。
という事で去る3月9日に日本政府がプラスチック新法案を閣議決定しました。
今のレジ袋有料化でさえ迷惑なのに、何を考えてこんな事をするのかはなはだ疑問ではありますが、とりあえず今回のプラスチック新法案も、
「進ちゃんいつものやったげて」
「おお聞きたいか俺の武勇伝」
「その凄い武勇伝を言ったげて」
「俺の伝説ベストテン」
こうして進ちゃんの伝説の一つに加わった事でしょう。
今の段階ではまだプラスチック新法案は閣議決定ですが、このまま行けば間違いなく法案提出され、法律として施行されてしまいます。予定では今国会での成立を目指しているとの事です。
「環境」と耳障りの良い言葉を使えば何をしても良い訳ではないと強く言いたいです。
きっと表向きとしてはヨーロッパの基準に合わせて日本も同じく環境に対しての配慮をしなくてはいけない、という事でしょう。
これまで何度も使い古された文言です。
そんなにヨーロッパ基準を日本に持ち込みたいなら、使い捨てスプーンよりも導入しなければいけない事は数多くあります。この辺は列挙していけばキリが無いですが、そういった自身に都合の悪い箇所には触れません。要は都合良くヨーロッパ基準を持ち出しているだけです。
それ以前にこうした国民生活に大きな影響を与える政策を充分な議論も行なわずに閣議決定する今の政府の横暴さです。
プラスチック新法案は見方を変えれば増税と同じと言えます。当然、それ以前に行なったレジ袋有料化も同じです。
本来であれば、まずは先に施行したレジ袋有料化の効果等を充分に検証した上で新たな法案を考えなければいけません。
しかし、レジ袋有料化はセクシー小泉環境大臣曰く「レジ袋を全部無くしたところで、プラスチックごみの問題は解決しません。それが目的ではありません」とのコメントが出ております。なら一体何のための法律か? その具体的な意味は現在でも出ておりません。
つまり、無意味な法律を作り、更に今一度の無意味な法律を作るという話になります。
勿論、レジ袋有料化によりプラスチックゴミの削減になったというデータが出ているなら話は別です。
しかし、現実には日本はレジ袋有料化以前から海洋流出したプラスチックごみの量は諸外国に比べて断トツに低く、その内訳としてレジ袋も低い割合となっています。日本における海洋プラスチックごみとしてターゲットにするのは最も割合の多いペットボトルでしょう。
けれども、もしペットボトルを法律で規制すると日本の流通に大打撃を与えてしまいます。
結果、見えてくる事はいわゆる「仕事をしたフリ」と同じで、単なるパフォーマンスにしか過ぎません。国際基準の導入が日本にも必要だと言うなら、こんな国民に負担を押し付けるだけの悪法よりも先に批准しなければいけない国際条約が多くあります。
取捨選択の順番を間違っているとしか言えない現実です。
きっとそうした国際条約はとても大事な案件なので充分な議論が必要だという体でしょう。なら、国民生活に関わる法律には充分な議論が必要ないのか? という話になります。
結論として言える事は、今回のプラスチック新法案は別の思惑があるという事になります。
さて、皆さんは「炭素税」なるものを覚えているでしょうか? これも環境の名を語るだけの単なる税金ですが、この「炭素税」は環境省の悲願です。この功績を持って天下りし、肩で風を切りたい……その辺は置いておきましょう。
2020年の7月に環境省の事務次官が炭素税の必要性を訴えるという公務員の領分を犯す行為をした事で更に注目を浴びました。この事務次官は自身を政治家か何かだと勘違いしているでしょう。越権行為をしたのだから即刻処分すれば良いものをその後も平気で居座りました。
そして2021年、3月1日に炭素税の本格導入を環境省が検討しているとの事実が出ております。
この事から、本命は「炭素税」。しかし、いきなり導入するには反発が大きい。なら、少しずつ調教して……もとい、国民の皆様には環境に対して意識を高めて貰って、その上で導入するという筋書きが見えてきます。
やっている事は、消費税を段階的に上げていく事と同じです。舌の根の乾かない内に「10%では足りない」ともう言ってますが。まあ、それは良いでしょう。
こうした思惑が環境省にはあるのですが、それはさて置き、今の日本の環境大臣は何とセクシー小泉進次郎です。この凶悪な組み合わせ。混ぜるな危険。御輿は軽い方が良い。馬鹿とハサミは使いよう。
これぞ日本の悲劇でしょう。
今回のスプーン法案であるプラスチック新法案がどうなるかは現時点では予想できません。ただ、一つ言える事は無意味なレジ袋有料を国民が受け入れてしまったので、向こうは調子に乗ってます。仮にこの法案が廃案になったとしても違う形で仕掛けてくるのは間違いないです。本命は「炭素税」です。
国民が一つ譲歩すると更に追い込みを掛けてくるのが今の官僚の考え方だと思っておいて下さい。どこのチャイニーズの手法? と思いますが、やり口は同じです。
それくらい今回のプラスチック新法案は大事な案件だと思って頂ければ嬉しいです。「たかが無料スプーンくらい」と軽く考えると取り返しが付かなくなります。それを知って欲しくてこのエッセイを書きました。
それでは最後の〆として、
「カンカカンカンカンキッキーン! 滝川クリス〇ルと結婚したけどすぐに別居する」
「ペケポン」
お後がよろしいようで。
多分無いと思いますが、感想を頂ける際にはセクシーにお願いします。