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決意を胸に、先陣を切る

side士郎


「・・・・よく簡単に城の中は入れたよな・・・・・」


一晩明けた朝っぱらから男だけで集まっている

隣にいる奨に話しかける


「ああ、俺もびっくりだ、まぁ兵士が足りないのもあるんだとは思うけど、隊長格を一撃で倒す美少女と、この兵士達の中で一番強いフェルグスをスキルなしで倒した野郎、それにそれよりも強いといわれているお前が他の国に行かれたらこの国は終了だからな・・・それが一番大きい理由じゃねえか?

ドタバタ五月蝿いのが難点だけどな」


奨は苦笑いして周りを示す・・・・・・確かに、兵士は慌しく動き回っている・・・あっ昨日、リオが

一撃で倒した人も走り回ってる


「確かにな・・・・っておらぁ!(ゴスッ)・・・俺たちなんでこんなにゆっくりしてるんだ?働かないとだめじゃないか?」


のんきにメイドを口説いてる奨に一撃加えて話しかける


「つぅ・・・ああ言ってなかったな、・・・おっリオだ・・・・リオは知ってるけど俺たち隊長になったからリオが王室近衛騎士団の副隊長、俺は諜報兼暗殺部隊隊長・・・で、お前が突撃部隊隊長だな・・・どんまいだ」


人手が少ないって聞いてたけど・・・まじかよ


「フェルグス隊長!これはどちらに持って行けば?」


「ああ?ああ、それは倉庫の手前においておいてくれ」


「どっきりか?え?どっきりなのか!?・・・・おい!フェルグス!俺が隊長だなんて嘘だよな!」


フェルグスの声を聞きつけ、(親友になった)フェルグスに詰めより、事情を説明する


「ん?ああ、その話を聞いたのか・・・ま、情報源は聞かないが、既に諜報をしっかりやってるみたいで安心したよ。士郎たちはその強力な力を生かすために・・・との事だ。まぁこの後正式に王様が任命式をするみたいだから、遅れるなよ?・・・では、失礼するよ」


フェルグスは奨をちらっと見ると、去っていった・・・・・・この情報をどこから仕入れたのかは知らないけど・・・・・・欝だ死のうと思ってると若い兵士がきらきらした目で


「士郎様!奨様!リオ様!任命式が開かれますので玉座の間へ行かれて下さい!」


びしっと音がするほど綺麗な敬礼をして俺をきらきらした目で見て去っていった・・・・リオ目的じゃなかったのか



「それでは、玉座の間に行きましょう。士郎、奨」


「そうだな、さっさと行こうぜ、リオン国の王様、シェロンは怖いらしいし・・・ほら、行くぞ士郎」


リオの芯が入った様な声を聞いて、俺たちは玉座の間に行くことにした・・・・・・・・




「玉座の間ってどこだよ・・・・」


俺の声でようやく二人は気付いた様だった








結局、そこらへんに走り回っていた兵士を捕まえて玉座の間を聞き出して着いたのであった







「君たちが噂のリオと奨・・・それに士郎だね?」


魔法でも使いそうな初老のおじいさん(王様だけど)が、玉座に座って俺たちにそう尋ねた


「「「はい!」」」


「ふむ・・・では、士郎は突撃隊隊長に任命する。何か異論は?」


王様はニコニコ笑いながら俺に聞いてくる・・・・なので俺は


「余所者を名誉ある突撃部隊の、隊長にしてもいいんですか?俺が言っちゃ何だけど、反発を買うのではないでしょうか?」


後ろから視線がグサグサ刺さってくるが無視だ無視


「・・・君は聡明な子だね。私が魔法を使うな?と思ったのも君だしね・・・だけど君の考えは大丈夫だよ?なにせ、君がそれに相応しい人に成れば良いだけなのだからね」


リオン国王様のシェロンはどこか、俺の心を読んだかのように(実際読まれてるけど)俺の目を真っ直ぐ見てそう答えた


この人には勝てないな



そう悟り、後ろに下がる。それとほぼ同時に奨が前に来る


「奨を諜報兼暗殺部隊隊長に任命する・・・君は異論はなさそうだね?」


奨は笑って後ろに下がる



そして、リオが前に出る


「リオを王室近衛騎士団副隊長に任命する・・・私の背中は任せたよ?」


「はい!私の命に代えましても、あなたを守ります!」


リオはやる気満々な声でそう返事して後ろに下がる


「リオは隊長であるフェルグスに分からないところは聞いてくれ。士郎と奨は副隊長に聞いてくれ。

では解散とする!」



ばらばらに皆が散らばってく中で、奨がこっちに来る


「ちょっと話があるんだが・・・付いて来てくれ」


奨が歩き出す、その後ろを俺が付いて行く




城下が見える、城壁の上の小さな広場に着くとリオも居た


「士郎・・・貴方はきっと迷っているのでしょう?人を殺すことに」


リオが、神妙な顔で俺にそう言う


「・・・・そうだな。俺は迷ってる、本当に人を殺して良いのか、だけどさ、一つだけ、気付いたことがあるんだよ・・・リオが盗賊に捕まったときあったじゃないか」


「ええ」


奨は何故か期待したような顔をしている


「あのとき、盗賊を殺すと決心したんだ・・・大切な人を守るときにさ、ようやく決心できたんだ。だから、俺はその思いを胸に戦う、俺が敵を通したら、リオに、奨に危害が及ぶと思えば、俺は、人を殺す。自分を守るために、大切な人を守るために・・・だから、俺は大丈夫だから」


二人ともほっとした顔で俺に微笑んでくる


「その気持ちが強ければ、貴方は負けることはないでしょうね」


「それでこそ、士郎って奴だ、頑張れよ!相棒」


「ああ・・・ありがとうな、こんな友人を持てて俺は幸せだ」


三人で風が吹き渡るこの場所で、笑いあった

己の決意と、一つの友情と、一つの恋慕を風に乗せて



どうも、がりゅーです

ツイッターを始めましたw

名前はKARADBORUGですw

まぁ殆どやってませんがww

感想、評価、待ってます


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