お友達と再会!騎士団は、弱かった
どーも龍です
がりゅーです
感想をくださいw
募集してます
side士郎
「・・・・本当に、麟瞳なのか?」
自分でも分かるぐらい疑惑の目と警戒の声だった
「マジだって・・・一戦交えればわかるか?」
「いや、お前の顔だって分かるから一戦交えなくても大丈夫だ、問題ない。それよりも・・・そのレベルの高さとスキルの強さを教えてくれや」
目を見張るぐらい、奨のステータスは異常だった
レベル32
攻撃 154
防御 78
敏捷 189
器用 126
精神力 0
スキル
八極拳 EX
暗殺術 EX++
剣術 A+
体術 A
投擲術 EX+++
エアリーディング EX
まぁエアリーディングは読んで字のごとくだな
殆ど、俺のステータスを凌駕しているこの子・・・レベルも高いし・・・殺してやろう
「まて・・・その両手に持った剣を仕舞え。そうだ、ゆっくり、落ち着くんだ、な?大丈夫か?士郎」
はっ!いつの間に・・・・俺としたことが・・・ちゃんと一撃で殺るべきだった
「よからぬことを考えるな。・・・まぁいい、士郎は分かるけど、そこの嬢ちゃんはどうして俺の名前を知っている?」
少し、奨の右手が短刀に伸びている・・・恐いな~
「あなたの名前を知らない剣道剣士はいません!最強の士郎。天才の奨。と言われれば誰もが顔を浮かべる人ではないですか」
さも当たり前のように真顔で言うリオ
「・・・はぁ・・・わかった、改めて自己紹介と行こうか。俺の名前は麟瞳奨、どちらかというと真正面からの戦闘は好まないな・・・・君の名前は?」
嬢ちゃんから君に変わった事は置いておこう・・・・・・右手にはお金があることだしな ニヤリッ
「私の名前は白純里緒・・・突撃が一番得意です」
お互いに自己紹介も済んだし・・・街に行きたい・・・
「士郎が街に行きたそうなので行きましょう。」
リオが気を使ってくれて歩き始める あんたいい人やな
リオの後ろに麟瞳が、その後ろに俺がついて歩き出す
「このまま行くと、・・・街に着くな・・・この周辺はでかい国の一個であるリアン国が治めているな
・・・この国は善政で有名だから治安は悪くはないだろ」
説明文有難う
「なんでそんなに情報を知ってるんだ?」
「あっちの世界とは時計の進み具合が違うのか、かれこれ一年はこの世界にいる。・・・家に帰ったら飯を食わずに入ったから・・・経験が違うわけだ」
少し自慢気に言ってくるが反論はできない・・・リオはともかく、俺は経験が圧倒的に足りないからな
「その様子じゃ殺しに躊躇いを覚えているようだが・・なにも善人を殺せと言ってるわけじゃない・・・ま、そのうち殺す心構えがわかるだろうな・・・・・・・おっと手荒い歓迎だな」
前から来るのは数十人の騎馬兵、そして隊長格らしき人が前にいた
・・・馬だ!馬だ!!かわええええ・・・・・おっと
「そこの旅人よ!何の目的で此処に来た!今、我が国は他所からの人は受け入れられない事になっているんだが・・・・」
「それを承知で此処に来た!俺達は、戦場で武勲を立てたいと願う者!是非、この武をこの国に捧げさせてくれ!」
なんか勝手なこと言ってるぞ・・・・俺は知らん、リオが睨んでるが知らん・・・・なにせ、右手にお金があるからさ・・・あれ?この手のやりとりはたしかさっきもあったよな?
俺が馬鹿な事を考えているうちに話がついたようだった
「ふむ・・・・いいだろう。ついてこい」
なんか軽く通された!しかも奨がこっちみてにっこり笑ってる!!
というわけで・・・糞野郎のおかげで国に入ることには出来た俺達・・・だが、
「なんで練習場っぽいところに連れてこられてるんだ?ホイホイ来た俺達も馬鹿だが・・・」
「気にしたら負けだぜ士郎!・・・とりあえず、リオはどうするんだ?いまなら間に合うと思うけど」
奨が心配した様子でリオに話しかける・・・・リオは一度うつむいて、俺をちらってみて、こう言った
「できます・・・やってみせます!」
決意と共に顔を上げるリオの顔は、凛々しく、美しかった
「おい!お前ら!さっそくお前らの武を私が試させてもらう。最初は誰だ?」
さっきのかっこいい騎士様じゃなくてなんか弱そうな騎士様だった
「私が先鋒を勤めさせてもらいましょう」
そういうと右手に大剣を出し、構える
「では、行きます!」
ヒュッ←隙だらけの雑魚騎士に肉薄して剣を振るう音
ドゴッ!←峰で打ち据えて一撃でノックアウトする音
バタッ←雑魚が倒れる音
「・・・・・・・これって、隊長?」
近くに居た兵士に聞いてみる
「一応そうですけど・・・・別の人呼んできます!!」
兵士はばたばたと走り去っていく
次は奨だな
「俺は正面きっては得意じゃないんだけどな・・・まぁいいか」
奨は何処からかナイフを取り出して逆手に持ちしばらく動作を確認していた
すると
「先程は失礼した・・・では、僭越ながら、私、フェルグスが相手を務めさせて貰おう」
さっきの雑魚とは比べ様がないほどのオーラを感じる20歳ほどの騎士はオーソドックスの右手に長剣左に盾という装備だった
「・・・よし、じゃあ行くぞ!」
奨の掛け声と共に両者一斉に駆け出し、すれ違い様に一閃する
キィンッ
両者、同じ程の実力を持ってるようで拮抗した一撃しか打ちだせずにいた
スキルを使用しているフェルグスと使用していない奨では、差が有り過ぎるが、それでもフェルグスは諦めずに一撃を繰り出す
「ルーンスラッシュ!」
「うぉおおおら!」
キィンッ・・・・・ザシュッ
互いに切り傷ができる
「・・・・・・・私の負けだな。確実にこのまま続けても勝ち目がない・・・」
フェルグスが構えを解き、奨に話しかける
「名前を教えてくれ・・・・私は貴方と友人になりたい」
「おう・・・俺の名は奨、麟瞳奨だ」
素晴らしい友情が芽生えたところで俺も剣を持とうとすると
「・・・士郎、どうやらフェルグスが一番強い騎士みたいだぞ・・・お前はおあずけだ」
・・・・・・剣をそこら辺にあった壁に叩きつけ、壁を破壊して、すぐに直し始める
「なにはともあれ、気を引き締めないとな」
俺の一言に、リオと奨が頷いた
龍洞国からリアン国に修正