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戦闘!武人は逃走を図るが、闘技場で大事件

めっちゃ遅くなりました。

すいません

side???





「我が主よ」


ある国の朝。俗に言う会議だが、12人のうち、一番偉そうな人と細身で長身の黒い人が深刻な顔で話している


「間諜の報告をお伝えします。

我が主・・・リアン国にあの(・・)奨と銀髪の麗人、セラが仕え始めたそうです・・・・あのリアン国は戦争を好まないという性格ですが、用心に越したことはありません。早急に攻めなくてはこちらがやられます。」


「ふむ。・・・・・祖先の願いをかなえるために、ここで敗れる訳にはいかぬ。早急に準備をしろ!

時間を与えてしまったら奴等の結束が高まるぞ。トール!、お前は軍を纏めろ!オルフェウスとオケアノスは糧食の準備をフリッグとノルニルは武器防具の準備をしろ!スルトは俺とこの戦の細かな会議をする。・・・・兵は拙速を尊ぶ・・

・・一週間後に出るぞ!」


「「「「「「「「「「「「御意!!!」」」」」」」」」」」」


12人が一斉に返事をすると、トールといわれた青年は即座に会議が行われた玉座から退出、何処に消えていった。そしてスルトと言われた妖しげな雰囲気を醸し出す女性が主といわれた男に近寄り、何かを囁く


「我が主よ、少し気になる事が有ります。あの(・・)奨よりも強い者が居ると、主はどう思われますか?」


「虚言の類であろう。気にするな。それよりも、この後残って話し合うぞ。準備をしろ」


「御意に。我が主がそう言うのでしたら・・・」


十二人の内、二人が残り、後の九人は玉座から退出して行った。そしてそれと入れ違いに何人か兵が扉の両脇に立ち、警護を始める


着実に、戦の準備は整っていく。

リアン国を攻めようとしているのは有力な五国のうちの一つ


ヴェイランド国と言った















side士郎





俺だ

俺だよ、俺


オレオレ詐欺なんかじゃないぜ


さて、一人問答はやめよう


今日も太陽は元気に顔をみせている。

俺が訓練終わりに城の廊下を歩いていると、訓練所の前を通りかかった・・・けっしてわざとではないぞ

これも天啓だろう

そう思った俺が馬鹿だった



「うおおおおおおおおお!!」


「やああああああああ!!」


ふぅ

俺の目はおかしいようだ

何故、ヘカテーとリオが戦っているんだ?


まぁ訓練だと思えばおかしいことはないだろう

事実、リオは手加減をしていてもヘカテーの剣は届くことがない。

現実逃避は此処迄だ。セラが戦っている後ろには奨と暗殺部隊(コードネーム山の蛇というらしい・・・・スネーク!)の副隊長・・・

この人の名は奨に教えてもらった。名をイシュタル・・・・かなりの堅物で実力もそれなりに強い


訓練所のベンチらしきところでこの戦いを見ているようだ・・・・さて、君子危うきに近寄らずと言うしな。あのメンバーだったら必ず戦わされ「これは、隊長ではありませんか!」

不味い!ヘカテーに見つかった様だな・・・逃げるべ、逃げて田舎に帰るべ


「士郎が逃げるぞ!イシュタル!捕らえろ!!」


「御意に」


御意しないでええええええええ!!イシュタルさんは真面目だと思ってたよ!!・・・真面目だから捕らえようとするのか?まぁ確かに訓練はひとが多いほうがいいけどって後ろに誰かいr・・・・・




side奨


甘いぜ、士郎・・・イシュタルから目を離したお前の負けだ・・・あっ

死んだな


どさっ  ←手刀を叩き込んで士郎が気絶して倒れこむ音

ずるずるずるずる    ←イシュタルが士郎の襟首を掴んで引き摺ってくる音


ドンマイだな、士郎


「隊長、この御方はどうすれば?」


「起きるまで放っておけ・・・おい、リオの訓練も終わったことだし、俺達もやるか?」


「では、隊長。わたs「奨殿!お相手をしてください!」・・・ということですので、ヘカテーの相手を務めては如何でしょうか?」


「・・・・次はお前を相手するから・・・すまん」


「いえ、お気になさらず。」


「奨殿!準備は出来ましたぞ!」


「・・・今からお前が戦うのは無限の剣雨。雨のように降り注ぐナイフを避けてみろ・・・いざ、行くぞ!」


「承知!ヘカテー、参る!!」



そうヘカテーが言い放つと素早く剣の間合いに入ってくる。

まぁ、そう簡単にやられるわけがないのでナイフで迎撃、間合いを離す

そして


「・・・・」


無言でナイフを投げる・・・まぁ声を出したところでデメリットしかないから出さないだけだが


シュッ!


一度だけ振るった腕からは数にして四つ。そのナイフが的確にヘカテーの急所を狙い打つ


キンッ!カーン!キンキィンッ!


ヘカテーは右手の炎の剣と左手の盾を使い、スキル、グリードアタックで打ち落とす


・・・あれ?さっきスキル発動したよな・・・まさか無言で発動できるのか!?・・・しまった


「・・・・・・!」


今度は両の腕を使って数多のナイフを投げる

その数三十二・・・おおよそ俺の全力の半分ほどだがヘカテーはたまらず後退する


「くぅ・・・そう簡単にはやられません!」


ヘカテーは一度後退した勢いを逆のベクトルに変換し始める・・・簡単に言えば急ターンだ

弾丸のように俺に向かってくる様は、なるほど。士郎が来る前は隊長を務めている事はある



だが、

その悉くを躱し、回避し続ける

・・・後ろからイシュタルが賞賛の目で見ている・・・なんか恥ずかしいぜ


「はぁああああああああ!」


ヘカテーが裂帛の気合で放つ一撃を俺は、

そのまま見逃し、剣が俺の体に刺さるのを見た

・・・全員が驚愕している所悪いが


「手応えが無かったですね・・・やはり、暗殺者とは侮れません」


ヘカテーだけが見抜いている様子だ

・・・そう、あれは俺のスキル、ハイドによる恩恵だ

発動の一瞬は、全ての干渉を受け付けない。

そして、姿を消す


ヘカテーが油断無く周囲を見回すのを俺はヘカテーの真後ろで眺めている


・・・・あっ!UFOだっ!!・・・・・悪い、嘘だ


さて、一気に決めてやろうかね






sideヘカテー





「はぁああああああ!」


私の一撃は、奨殿の不意を付いたのか、奨殿の脇腹に刺さる・・・・しまった!寸止めだったのに!

後悔をし始めたが、ふと気が付いた。


「手応えがなかったですね・・・やはり、暗殺者とは侮れません」


あの一撃、なんども人を切り殺してきたから分かる

脇腹を抉る手応えも、肋骨を折る感触も、肉を斬るあの形容しがたい感覚も、全てが無かった

そして、奨殿が霞のように消えてゆく


私はそれと同時に周囲の警戒を始める

暗殺者の真髄は此処に有りだ

さぁ・・・奨殿の全てを此処で見せてください。

その悉くを打ち破り、隊長に良い所を見せる!!


油断無く、

呼吸は浅く

すべての感覚が、周囲に向けて消えてゆく






side士郎





痛・・・・・・知らない天井だ


って天井ないからギャグが言えねえ!!

・・・・ふぅ


周囲を見回すと、リオが俺の近くで俺を見ている

?顔が赤いけど、さっき訓練してたからか??

まぁいいや


「セラ。俺は何分ぐらい寝ていた?」


「10分位だと思います。奨とヘカテーが対決していますが、まもなく終わると思いますよ?」


「そうか・・・・・・ってヘカテーが一人で立ってるだけ・・・・奨も趣味の悪いことをするな」


「?奨の場所がわかるのですか?私はさっぱりですが」


「弓を囓っていたからな、風の動きは分かるよ・・・さて、動くぞ」


・・・一度奨とやってみるか






side奨






さて

手持ちのナイフは65

その全てを使い切る作戦を復習しよう


後ろからナイフを投擲する

その数は12

それと同時に攻撃を仕掛けたため、ハイドが解ける

ハイドが解けると同時に跳躍

頭上からの剣雨を降り注がせる

その数は48

最後に仕留めれなかったように5本持っておく


これで仕留めれないなら、俺は暗殺者失格だな



行くぞ!






後ろからヘカテーに走りながらナイフを投擲

それと同時に跳躍


ヘカテーは後ろからの攻撃を最も警戒していたのか、ナイフが風を切る音に気付いて盾で12本のナイフを弾く


跳躍すると同時にスキル、レインファイヤーを発動手に持っている10本のナイフと俺の後ろから38本射出される

・・・・いいえ、英雄王ではありません


ヘカテーは12のナイフを弾ききったところで俺の姿がないのに気付いたのか、はたまた影が差したのか分からないが、頭上を見上げる

その顔が驚愕に歪む


「なっ!・・・・これが暗殺者ですか?最早最強の人型兵器でしょう!」


合計48のナイフがヘカテーに降り注ぐ

・・・まぁ、全部外しているぜ?確か



ズドドドドドドドドドドッ


ヘカテー近くの一帯は爆撃されたかと思うぐらいの景色・・・誰が直すのだろう

まぁ、俺には関係ない

ヘカテー近くに降り立つと固まっているヘカテーの喉元にナイフを突きつけて

この戦闘は幕を閉じた









side士郎






「ヘカテーも惜しかったな。・・・そう落ち込まずに俺とどっか行くか?」


場所は城の廊下

ヘカテーが負けて落ち込んでいるようなので声をかけた・・・だって凄い周りに落ち込んでますよオーラ出してるんだ。

ほっとけないだろ


「・・・本当ですか?」


俺が声をかけたら多少機嫌が良くなった気がするのでいいだろう。


「ああ、丁度街でなんかやってるみたいだしさ。それに、もっと隊長、副隊長としてさ(連携のために)もっと親密しなりたいし」


「なっ!!・・・しかし・・・隊長が仰られるならば私は決して嫌ではありませんが」


「?まぁいいよ。街に早速行こうぜ」


「はい!ではさっそく」


ヘカテーは満面の笑みで俺の左手に抱きついてくる

・・・はい?


「あの、ヘカテーさん?」


「隊長は嫌なのですか?確かに私は無骨ですが」


「イヤソンナコトハナイデス。」


くっ!可愛らしい女の子がここにいるとは!リオといいヘカテーといい、何故こんなに美女が多いんだ!!







「なんかやっているって、闘技場でしたか」


「そうみたいだな。って今受け付けじゃないか?やろうぜ?ヘカテー」


「ええ、私も優勝賞品が欲しかったので、丁度いいかと・・・・ですが、隊長が参加なされるとなると、厳しいかと」


「弱気じゃ駄目だぜ?一度やってみようぜ」


「・・・はいっ!やりましょう!隊長!!」













「そうは問屋がおろしませんぜ!士郎だけが上手い思いなどさせない!イシュタル!リオ!俺らも参加するぞ!」


「「御意!!」」



なんか大変なことが起きていることに、士郎達は気付いていない







「あれは・・・なんじゃ、儂も参加しようかの」


「主!・・・と言おうと思いましたが、その顔はもう決意なさった顔だ。私も参加しますよ?」


「ほれ、行くぞ?フェルグス」


「御意に」



なんか本当に大変なことが起きているが、全員しらない


大事なことだから二度言うぞ!



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